ゆうちょ銀行の有料化されたATM手数料はいくら?民間銀行と比較!

2022年5月25日

 

ゆうちょ銀行の通帳とATMゆうちょ銀行は、

全国どこにでもあり、

ATM利用手数料も無料で、

いつでも気軽に使えるのが強みでしたが、

2022年1月17日より、手数料が改定され、

有料化や値上げが行われました。

 

ただし、ゆうちょ銀行の全てのATMが有料化

されたわけではありません。

 

郵便局やゆうちょ銀行の

店舗内にあるATMは、

これまで通り、

いつでも無料で利用できますが、

駅やショッピングセンター、

ファミリーマートなどに

設置されている

ゆうちょ銀行ATMでは、

曜日や時間帯によっては、

利用手数料が

かかるようになりました。

 

ここでは、

新設された手数料のうち、最も影響が大きいと

思われるATM利用手数料を中心に、

民間銀行(メガバンク)の手数料との

比較をしながら、わかりやすく説明します。

 

ゆうちょ銀行の有料化されたATM手数料はいくら?

手数料のイメージ(手数料の文字と小銭)ゆうちょ銀行で、

2022年1月17日から有料化または

値上げされた手数料には、

次のようなものがあります。

 

①払い込みサービスを現金で利用する場合の料金加算の新設

②硬貨取り扱い料金の新設

③各種指定料金の新設

④各種既存サービスの料金新設・改定

⑤ATM硬貨預払料金の新設

⑥ATM利用料金の新設

⑦ATM・CD提携サービスの手数料改定

 

ここでは、生活への影響が最も大きいと

思われるATM利用手数料

(上記の⑤⑥項目)について、

硬貨取り扱い手数料も含めながら、

わかりやすく説明します。

 

(1)ATM硬貨預払手数料の新設

ATMでの預け入れや払い戻しで、硬貨を利用する場合は、使用枚数に応じて、以下の手数料がかかるようになりました。

 

<ATM預け入れの場合>

1~25枚・・・110円

26~50枚・・・220円

51~100枚・・・330円

(注)ATMでの取り扱いは、

1回につき100枚までです。

 

<ATM払い戻しの場合>

1枚以上・・・110円

尚、ゆうちょ銀行ATMで硬貨の取り扱いが可能な時間帯は、平日7時から18時までです。また、駅やショッピングセンター、ファミリーマートなどのATMでは、硬貨の取り扱いはできません。

 

(補足)硬貨取り扱い手数料の新設

窓口における預け入れや払い込みで、硬貨を使用する場合には、使用枚数に応じて、以下の手数料がかかります。

 

1~50枚・・・無料

51~100枚・・・550円

101~500枚・・・825円

501~1,000枚・・・1,100円

(以降は、500枚ごとに550円を加算)

 

(2)ATM利用手数料の新設

郵便局・ゆうちょ銀行に設置しているATMでは、これまで通り、全ての時間帯で無料ですが、駅やショッピングセンター、ファミリーマートなどに設置してあるゆうちょ銀行のATMでは、曜日と時間帯によっては、利用手数料がかかるようになりました。

 

郵便局・ゆうちょ銀行のATM利用手数料は、以下の通りです。

 

ATMを利用している男性。手数料がかかるので躊躇している。また、ATMで硬貨を使用する場合は、別途、ATM硬貨預払手数料が追加でかかりますので、注意下さい。

 

<郵便局・ゆうちょ銀行ATM(店舗内)>

店舗内のATMは、曜日や時間帯に関わらず無料です。

平日0:05~23:55・・・無料

土曜日0:05~23:55・・・無料

日曜日・休日0:05~21:00・・・無料

※平日であっても日曜日・休日の翌日は、最も早い取り扱い

開始時間は、7:00からとなります。

※上記は最長営業時間です(店舗により営業時間帯が異なります)。

 

<上記以外に設置のゆうちょ銀行ATM>

駅やショッピングセンター、ファミリーマートのゆうちょ銀行ATMでは、平日8:45~18:00、土曜日9:00~14:00の時間帯は無料ですが、それ以外の時間帯においては、以下の利用手数料がかかります。

 

平日0:05~8:45・・・110円

平日8:45~18:00・・・無料

平日18:00~23:55・・・110円

土曜日0:05~9:00・・・110円

土曜日9:00~14:00・・・無料

土曜日14:00~23:55・・・110円

日曜日・休日0:05~21:00(※)・・・110円

(※)ファミリーマートは、0:05~23:55です。

 

ゆうちょ銀行と民間銀行の手数料の比較

民間銀行ATMの表示

(1)ATM硬貨預払手数料の比較

民間銀行のメガバンク(※)においては、ATMでの硬貨の利用に対しての手数料は対象外(無料)です。

(※)メガバンクとは、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の大手3銀行を指します。

 

しかるに、ゆうちょ銀行ATMでは、硬貨1枚から手数料がかかりますので、硬貨を使用する場合は、メガバンクを利用した方が有利になります。

 

(補足)ATMではなく、窓口で硬貨を取り扱う場合は、メガバンクにおいても、枚数が多くなると、硬貨取り扱い手数料が必要になります。

三菱UFJ銀行

・・・1~100枚まで無料(101枚~有料)

三井住友銀行

・・・1~300枚まで無料(301枚~有料)

みずほ銀行

・・・1~100枚まで無料(101枚~有料)

 

(2)ATM利用手数料の比較

次に、メガバンクのATM利用手数料(預け入れ・払い戻し)について、調べてみました。

 

メガバンクの中では、三菱UFJ銀行ATMの無料時間帯が最も長く、料金体系もシンプルでわかりやすいです。

 

三井住友銀行ATMとみずほ銀行ATMの無料時間帯は同じですが、みずほ銀行のATM利用手数料は、かなり複雑に細分化されています。

 

(預け入れ・払い戻しに関して)ゆうちょ銀行とメガバンクのATMについて、無料で使える時間帯で比較すると、次のような順になります。

 

1位:ゆうちょ銀行ATM(郵便局・ゆうちょ銀行の店舗内)

   平日0:05~23:55・・・無料

      土曜日0:05~23:55・・・無料

  日曜日0:05~21:00・・・無料

※上記は最長営業時間です(店舗により営業時間が異なります)。

 

2位:三菱UFJ銀行ATM

   全日8:45~21:00・・・無料

 

3位:ゆうちょ銀行ATM(郵便局・ゆうちょ銀行の店舗以外)

   平日8:45~18:00・・・無料

  土曜日9:00~14:00・・・無料

 

4位:三井住友銀行ATM、みずほ銀行ATM

   平日8:45~18:00・・・無料

 

尚、メガバンクなどの民間銀行では、取り引き内容によっては、ATM利用手数料等が優遇される場合がありますので、詳しくは、各銀行にご確認下さい。

あわせて読んで欲しい"つーやんニュース"

 

まとめ

郵便局・ゆうちょ銀行の建物と看板ゆうちょ銀行では、2022年1月17日より、手数料が改定され、有料化や値上げが行われました。

 

今回の改定で、駅やショッピングセンター、ファミリーマートに設置してあるゆうちょ銀行ATMでは、曜日や時間帯によっては、手数料がかかるようになりました。

 

このように、一部のゆうちょ銀行ATMに対して、利用手数料が新設されましたが、郵便局やゆうちょ銀行の店舗内のATMでは、引き続き、全ての曜日の時間帯で無料で利用できます。

 

ただし、硬貨の取り扱いに対しての手数料も新設されているため、ゆうちょ銀行のATMで硬貨を取り扱うと、手数料が発生します。

 

民間銀行のメガバンクでは、ATMでの硬貨の取り扱いには、手数料はかかりません。従いまして、硬貨を取り扱う必要がある場合は、メガバンクを利用した方が有利となります。

 

ゆうちょ銀行と民間銀行には、各々、メリットとデメリットがありますので、ライフスタイルに合わせて、賢く利用しましょう!