風鈴の音が”怖い”と感じる時ありませんか?不安定な心理状態の現れ
暑い夏に、
僅かな風で
涼しげな音色を
奏でる風鈴。
風流で、日本の夏、という感じですよね。
しかし同時に、風鈴には霊と深いかかわりがあるのをご存知でしょうか?
例えば、「怪談」や「肝試し」の
効果音として使われたり、厄除けや
魔除けとして用いられたり、
風鈴は霊を呼び込むとも、
遠ざけるとも言われているのです。
風鈴の音が怖いと感じる理由
夏と言えば、海水浴にバーベキュー、キャンプや花火など、楽しいイベントが目白押しですよね。
しかし、夏と言えばもう一つ、テレビ番組やレンタルDVDショップなどで急激に多く見かけるようになる、”ホラー”を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか?
わたしはホラーがとても苦手なので、夏の特番でよくやる心霊スポットとか心霊映像とか、怖くて観れないです・・
苦手な方も多い心霊系のお話ですが、風鈴の音はこういった心霊系の番組やホラー映画の効果音として使用されていることがよくあります。
このため、聞く人や、音色によっては、風鈴の音は心を不安にさせたり、ぞわぞわさせたり、この後やって来る恐怖をよりかきたてるものになりうるのです。
風鈴が夏に飾られる理由
風鈴の音色が、実は私たちを怖がらせる効果もあるとわかったところで、そもそも風鈴が夏に飾られる理由についてみていきましょう。
実はこの理由にも、霊との深い関わりがあるのです・・
夏に風鈴が飾られる理由、それには”お盆”が深く関係しています。
お盆と言えば、ご先祖様の霊が家に帰って来ると言われてますよね。
そのため、親戚たちが集まり、みんなでお墓参りをしたり、宴会を開いたり、お仏壇にはお酒やお菓子が供えられ、親族揃って、ご先祖様をお迎えするための準備をします。
邪悪な霊は家には入れないような効果がある
そんなお盆に、昔の人たちが危惧していたのが、帰って来るご先祖様に紛れて、悪い霊が家に入り込んでくることでした。
そこで用いられたのが、風鈴です。
風鈴は、元々お寺の厄除けとして日本に伝来しており、人々は風鈴には厄除けの力があると信じ、夏に風鈴を飾ったのです。
風鈴は霊を呼び込むことも?
このように、風鈴は厄除けとして用いられていたことが分かったわけですが、実は風鈴は、使う人の心によってその効果が変わると言われています。
風鈴の発祥は中国で、”占風鐸”という占い道具です。
要するに、まじないの道具。
昔の中国の人々は、物事がうまく運ぶようにと願いを込め、この占風鐸を林に結び、音の鳴り方で吉凶を占っていたのだとか。
この占風鐸が日本に伝来した際、お寺の厄除けとして用いられるのが一般的でしたが、一方で、まじない道具としての効果も一緒に、伝わっていたのです。
風鈴は、
「霊を遠ざけたい」と
願い用いれば、霊を遠ざけますが、
「霊を呼び込みたい」と
願い用いると、
本当に霊を呼び込んでしまうのだとか。
願った思いが、風鈴の音色となり風に乗って天へ届くという、言い伝えがあり、もう会えない人にもう一度会わせてくれるそうです。
例えば、亡くなった家族や恋人にもう一度会いたいと願い、風鈴を飾ると、もしかすると本当に願った霊が家に呼び込まれてくるかもしれませんね・・
風鈴を飾るときの注意点
ここまで、風鈴と霊の関係についてご紹介してきましたが、実際に風鈴を飾る際の注意点をまとめておきましょう!
・夏に風鈴を飾るときは、余計な霊が入ってこないよう、厄除けを願って飾ること
・風鈴の音が怖いと感じる人もいるので、夜には外すこと
・ご近所への音の配慮をし、音が響きすぎる場所は避けて飾ること
風鈴の音は確かに涼やかで、聞くと心も和みますが、人によっては不安に感じたり、音があまりうるさいと不快に思われる方もいます。
ご近所や、お盆などで人がたくさん集まる際は、十分配慮して飾るようにしましょう。
まとめ
今回は、風鈴の音と霊との関係について詳しくご紹介しました。
苦手な方も多い、夏の心霊番組やホラー映画・・
そんな方がもし周りにいらっしゃる場合は、風鈴の音色でも不安に感じてしまうかもしれません。
音の大きさや飾る場所を考えて、風流な夏の風物詩を楽しんでくださいね!
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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