熱中症対策は高齢者の方は必須。3年分の年代別データとグッズを紹介
まだ夏でもないのに気温が上がったかと思えば、
下がったりする日が続きます。
しかし、暑い日はこれから本番になります。
そんな暑い中で気をつけなければいけないのが、
「熱中症」です。
熱中症とは、体内の水分や塩分が汗などで大量に排出されたり、体温調節が利かなくなったりして、さまざまな症状を引き起こすことを言います。
症状としては、軽症ではめまいや吐き気ですが、重症になるとけいれんや高体温になって、すぐに医療機関での受診が必要になってきます。
熱中症は気象条件が大きく影響するので、気温や湿度が高い環境においては特に注意が必要です。
では、そんな危険な熱中症は、
どの年代で多いのでしょうか。
また対策グッズも多い中、どれが良いのでしょうか。
これから解説をしていきます。
熱中症になりやすい年代は?高齢者は気を付けてください
総務省消防庁が毎年5~9月の間で熱中症による救急搬送人員の調査を行っています。
過去3年のデータを元に比較を行います。
令和2年(調査期間:6月~9月):64,869人
①新生児(生後28日未満) :3人
②乳幼児(生後28日以上~満7歳未満):329人
③少年(満7歳以上~満18歳未満) :5,253人
④成人(満18歳以上満65歳未満) :21,756人
⑤高齢者(満65歳以上) :37,528人
令和元年(調査期間:5月~9月):71,317人
①新生児:1人
②乳幼児:634人
③少年 :8,707人
④成人 :24,884人
⑤高齢者:37,091人
平成30年(調査期間:5月~9月):95,137人
①新生児:8人
②乳幼児:967人
③少年 :13,192人
④成人 :35,189人
⑤高齢者:45,781人
令和2年は新型コロナウイルスにより、外出の頻度が減ったためか熱中症の人数は令和元年や平成30年と比較しても減少しています。
過去3年を年代別に見ると年齢が高い順に熱中症になった人が多いことがわかります。
熱中症発症場所ランキングTOP3はどこ!?
先程は熱中症を年代別に見てきました。
しかし、患者数が多い年代だけが気をつければいいというわけではないです。
年代以外にも何処で発症したのかわからないことには、気をつけるにもどうしたら良いのかわからないですよね。
次に発生場所ランキングTOP3をご紹介します。
【発生場所ランキングTOP3】
1位:室内(家、オフィスなど)
2位:道路
3位:仕事場(工事現場、工場、畑、海など )
意外にも室内が1位になっています。
理由としては、室内は熱がこもりやすく、外よりも気温が高くなることがあげられます。
そのため、外よりも熱中症になりやすいということです。
エアコンを付けるなどで、室温を下げることが大切です。
2位は道路です。
アスファルトやコンクリートに太陽の光や車が通ることで熱を持ちます。その熱を放出するため、温度が高い中で散歩などを行うことにより熱中症になる可能性が高くなります。
3位は仕事場がランクインしています。
機械が作動している工場や屋外作業において、仕事は長時間続きます。その中で、こまめな休憩や水分補給ができずに熱中症になるケースが多いです。
高齢者に多い熱中症は野外での作業
高齢者に多い職種では、"ガードマン""交通整理""工事現場""漁師"。または、露地栽培で野菜を作っている方など野外での作業が多いのも高齢者の方達です。
いずれも言えることですが、体温を下げることや脱水を防ぐことが必要です。
おススメ熱中症対策グッズ!!
職種、作業にもよりますが如何にして体温を下げるかポイントです。
今は持ち歩きが可能な扇風機「ポータブルファン」や水分と塩分を補える「経口飲料水」などの熱中症対策グッズがあります。屋外で作業するときは、事前に準備することをオススメします!
また室内で仕事をしていると寒がり、暑がりなどさまざまな人がいます。エアコンを付けても両者に合わせることは難しく、暑がりな人にはイライラが溜まるかもしれないですね。
そんなときには、ポータブルファンなどを利用して快適に過ごす工夫をしてみてはいかがでしょうか?
熱中症にかからないよう、使用してみてくださいね。
まとめ
毎年、暑い夏はやってきます。
「自分は家に居るから熱中症にならない」とは思わず、誰でも熱中症になる意識を持つことが大切です。
毎年、ニュースでも熱中症により、搬送される話や熱中症対策の話は耳にします。
何度も取り上げられるほど、熱中症は危険であるということです。
体を守るのはあなた自身です。熱中症にならないように気をつけてくださいね。
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