赤ちゃんの脳性麻痺を疑え。よく反り返るなど特徴や仕草を紹介します
言葉をまだ発することができず、
苦しんでいてもそれを伝える方法がない赤ちゃんの頃は、
最も育児で気を付けなくてはいけないときであることは言うまでもありません。
この子は、よく反り返るなぁーと感じたり、
そろそろハイハイから立ち始めるころなのに、
なかなか立たないなどの運動機能の発育が遅かったり、
足がつっぱっているなんて症状は、
脳性麻痺である可能性があります。
やはり親だったら、我が子は元気に健康に育って欲しいもの。
赤ちゃんの脳性麻痺の症状とは?
そもそも脳性麻痺とはどんな病気なのでしょうか?
赤ちゃんがお腹にいる「胎児期」から生後28日目までの「新生児期」の間に、感染などの影響で脳に障がいが出て、麻痺が出たり、筋肉の緊張が強くなったりと発達が遅れる状態を指します。
原因としては、感染(サイトメガロウイルスやトキソプラズマなどの先天性感染症、お母さんの妊娠中に高血圧(妊娠高血圧症候群)だったり、胎児の間に仮死状態になっていた、脳の奇形など様々な理由が考えられており、原因は一つではないのです。
脳性麻痺を診断する方法は?
運動面の発育の遅れなどで発見することが多い脳性麻痺、残念ながら赤ちゃんの頃に脳性麻痺を発見、診断することは難しいと言われています。
はっきり分かってくるのが、ことばも多く覚えていくはずの3歳前後とされています。運動面だけでなく、知能面でも後れを感じてしまうからです。
まず、最初におかしいと考えるべき時が、1歳前後。
ほとんどの赤ちゃんがお座りができるようになる年ですが、全く出来ないときなどは診察を受けているのが良いと思います。
診断を受けて、問題なしと言われれば、安心ですしね。
最低でも、定期の乳幼児健診の受診は怠らずしっかり行くようにしましょう。検診で脳性麻痺が見つかる場合も少なくないようです。
赤ちゃんの脳性麻痺を疑うべき仕草は?
では、脳性麻痺を疑うべき症状はどんなものがあるのでしょうか?
まず、ここで間違えて欲しくないことは、これから挙げる症状全てが=脳性麻痺ではないということです。
ただ、初期に発見することで、訓練などを行い日常生活を送ることもできます。なにより、お子さんはもちろん親御さんも覚悟もできますからね。
症状があった場合、一度、万が一と思って小児科に受診しましょう。
生後6か月くらいまでの脳性麻痺を疑う症状
- 首がなかなか座らない
- 寝返りが下手(ほとんどしない)
- 上手くミルクや母乳が飲めない
- 異常なほど反り返しをする
- 話しかけても反応がない
生後6か月以降の脳性麻痺を疑う症状
- お座りができない
- ハイハイがなかなかできない
- 赤ちゃんのような原始反射が残っている
- 手足が動きづらい
- しゃべらない
- 不自然な動きをよく取る
などが考えられます。何度も言うようですが、
成長には個人差があるので、ハイハイが遅くても絶対に脳性麻痺ということはありません。
念のために、小児科受診は必ず受診しておきましょう。
まとめ
赤ちゃんの脳性麻痺の原因や症状についてお届けしました。
母体の高齢化などもあり、脳に障がいを持って生まれてしまう赤ちゃんも増えています。
いくら障がいがあっても、可愛い赤ちゃんには変わりないですが、赤ちゃんがたどる人生で、親ができることも変わってきます。
ちょっとでも疑わしい症状がある場合は、小児科受診は欠かせないですね。
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