初節句の男の子には兜が欲しいと両親。誰が買うのと祖父母は悩みます
毎年5月5日は”こどもの日”。端午の節句ですね!
息子さんの初節句ともなれば、両家ご両親共におおはしゃぎ。
兜はどちらの親が買うか、どの武将の兜を買うかなど、当日までに決めなくてはならないことがたくさんありますよね。
今回は、
そんな男の子の
初節句について、
おススメの武将や
地域ごとに異なる、
誰が兜を買うかなど、
詳しくご紹介したいと思います。
初節句の兜はどちらの親が買うの?
結論から言えば、特に兜を買う人に決まりやしきたりはありません!
なので、どちらの親でも、自分たちでも、誰が買っても問題ありません。
しかし、昔からの風習を大切に守りたいという方のために、伝統的な”兜を買う人の習慣”についてご紹介します。
■関東
・桃の節句の雛人形・・・妻側の両親
・端午の節句の兜・・・夫側の両親
■関西
・桃の節句の雛人形・・・妻側の両親
・端午の節句の兜・・・妻側の両親
決まりと言うほどではありませんが、それでも一応、雛人形や兜を買う人の習慣には、地域ごとに差があるようです。
ご夫婦の出身地が異なる場合、端午の節句は夫側にお任せするのが無難と思われます。
また、どうしてもお嫁さんのご両親も何かしてあげたいと申し出がある場合、ご夫婦で好きな兜を選んで、費用を両家のご両親に折半してもらうという方法もあるようですね。
風習を大切にすることも良いと思いますが、現代に合ったやり方で、初節句をお祝いしてあげると良いですね。
初節句におススメの武将
では、続いて、兜を買う場合どの武将の兜を買えば良いか・・
おススメの武将たちとその意味を見ていきましょう!
伊達政宗(だてまさむね)
伊達政宗の兜を初節句の兜に選ぶ方は比較的多いのではないでしょうか?
三日月形の兜が特徴的ですよね。
伊達政宗と言えば、隻眼と破天荒な性格が有名な武将ですよね。隻眼でありながら、東北を統一した名将であり、伊達男(おしゃれな男性)の語源になった人物でもあります。あの特徴的な兜も、当時はおしゃれの最先端だったのかも?
この伊達政宗の兜には、「男らしさ、勇敢」という意味が込められています。
徳川家康(とくがわいえやす)
天下を統一を果たした天下人で、江戸幕府を開いた武将、徳川家康。
徳川家康は我慢強い戦略家であると同時に、家臣を大切にする人格者でもあったと言います。
200年以上の長きにわたり和平を築いた、人気の武将ですね。
徳川家康の兜は、シダの葉がモチーフです。
この兜を被り、戦を勝ち抜いた徳川家康は、見事天下を統一します。
この徳川家康の兜には、「天下を取る大物に育つ」という意味が込められています。
真田幸村(さなだゆきむら)
真田幸村は「日本一の強者」と評される程の武力を持った名将です。
大阪の陣では、圧倒的兵力を誇る徳川軍に僅か数千の兵で挑み、本陣まで攻め込んだ実力者。
大河ドラマにもなり、現代も人気の高い武将ですよね。
真田幸村の兜は、「鹿の角と六文銭」がモチーフ。
六文銭は真田家の家紋でもあり、この兜を被って戦に臨んだ真田幸村は決死の覚悟であったと言います。
決死の覚悟で臨んだ戦に使われたこの兜には、「大きな壁にも立ち向かっていく勇気ある人物に育つ」という意味が込められています。
上杉謙信(うえすぎけんしん)
「軍神」、「越後の竜」など称される武将、上杉謙信。
名将でありますが、敵を許す寛容な性格で、利益の無い戦でも友の為となるなら出陣する程「義」を重んじる人物だったと言われています。
そんな上杉謙信の兜は「三日月に日輪」がモチーフ。
三日月は伊達政宗と同様に「男らしさ、勇敢さ」の意味が込められていますが、上杉謙信の兜には「寛容で義を重んじる芯のある男性に育つ」という意味が込められています。
武田信玄(たけだしんげん)
武田信玄は、戦略家・戦術家として非常に優秀で、現代でも人気の高い武将です。
戦の前に情報収集と緻密な分析を徹底し、生涯で敗れた戦は3回しかありません。あの名武将織田信長には「武田軍は日本一」と恐れられる程の武将だったのです。
そんな武田信玄の兜は白い毛が特徴で「鬼」がモチーフ。
日本第一の大軍神として信仰される「諏訪明神」が由来となっており、武田信玄のように「知力を用いて困難を切り開いていく人物に育つ」という意味が込められています。
まとめ
今回は、男の子の初節句について、おススメの武将や誰が兜を買うのか事情についてご紹介しました。
それぞれの武将の兜に込められた意味や、地域ごとに異なる風習など、大切な息子さんのためにもよく考えて決めたいですね。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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