親任せにするな!成人になる大学生の一人暮らしの生活費を算出してみた
受験に向けての勉強が一番大事ですが、
合格の知らせが来ると、
当然家を出ての一人暮らしが待っています。
生活費など幾らかかるのかも
家族で認識してくださいね。
進学を機に、実家を離れて一人で暮らす生活にあこがれている高校生のみなさん、学費以外にも生活費がどれぐらい必要かシュミレーションしておかないと大変なことになりますよ。
仕送りは? アルバイトは?
本業の学生生活に支障のないように
家族で計画してください。
その親御さんたちにとって、一人暮らしをするためにはいくら費用が必要になるのかは、気になるところですよね。
一人暮らしを始める大学生の生活費は幾らかかる!
全国大学生活協同組合連合会が2019年に実施した学生生活実態調査の報告(※1)をもとに、大学生が1ヶ月に使う生活費とその内訳を見ていきましょう。
(※1)全国大学生活協同組合連合会 👉
大学生が1ヶ月に使う生活費は平均115,620円です。
では、その中にはどんなものが含まれるのでしょうか?
✅食費
食費は平均26,390円。30日でわると1日あたり約880円になります。
この金額で生活するには、自炊したり、お昼はお弁当を持って行ったりする必要がありそうです。
✅住居費
住居費は平均53,930円。
住居費は地域によって差があります。
首都圏だと家賃と管理費を合わせて平均59,698円(※2)ですが、地方ならもっと安くおさえられるでしょう。
国公立大の寮だと寮費が1ヶ月に約5,000円のところもあり、民間の賃貸物件の家賃に比べてだいぶ安くなります。
寮で安く暮らしたいと思う人は、応募してみるといいでしょう。
ただし、寮に入るためには通学および経済事情が困難といったそれぞれの選考基準を満たす必要があります。
(※2)大学Times 👉
✅交通費
交通費は平均4,070円。
自転車で通える範囲で暮らせば、通学には交通費がかかりませんが、学校以外の場所へ行くときにはその都度運賃を払うことになります。
通学定期券を買えば割安で、途中下車ができるというメリットもありますよね。
✅日常費
日常費は平均7,620円。
被服代や帰省のための交通費などの経費です。
✅電話代
電話代は平均3,550円。
いまや誰もがスマホを持っているので、固定電話を置かない人も増えています。
✅その他
その他の娯楽・書籍費などは、平均20,060円。
生活の中には、趣味や遊びに使うお金も必要ですよね。
ここまでは生活費を見てきましたが、学生の費用には、生活費だけではなく学費もかかってきます。
では、学費には一体いくらかかるのでしょうか?
大学生の学費は、国公立大学か私立大学かでちがいます。
日本学生支援機構(JASSO)の平成30年度の学生生活調査(※3)によると
(※3)日本学生支援機構 👉
国公立大学の平均授業料は、年間503,500円。
これにその他の学校納付金・修学費・課外活動費といった諸経費の合計が平均100,750円かかります。
合計すると、604,250円です。
一方、私立大学の平均授業料は年間1,059,400円で、同じく諸経費の243,900円をたすと、1,303,300円になります。
私立大学だと、平均で国公立大学の倍以上の学費がかかることに!
また、東専各(公益社団法人東京都専修学校各種学校協会)(※4)によると、専門学校の学費と諸経費の合計は、年間で平均1,072,000円となっています。
一人暮らしの大学生が生活費や学費を払うには?
一人暮らしの学生は、生活費や学費を払うためのお金をどうしているのでしょうか?
先ほどの (※1)をもとにすると1ヶ月の収入の合計は、生活費の合計よりは少し多い平均129,860円となっています。
学費まではまかなえる金額ではないので、やはり一般的には、学費については親御さんに別途払ってもらっているのでしょう。
収入の内訳を見てみると
✅仕送り
一番多くの割合を占めるのは、仕送りの平均72,810円で、収入全体の約56%になっています。
学生なので、やはり仕送り中心で生活しているのですね。
✅アルバイト
次に多いのが、アルバイトの平均33,600円。収入全体の約26%を占めています。
仮に時給1000円のアルバイトをした場合でも、33時間以上働くことに。
アルバイトをすることは単に収入を増やすだけでなく、それ自体が社会勉強にもなります。
たとえ少しであっても自分自身でお金を稼ぐということは、親からお金をもらうのとは、また違った思いが生まれてくるものです。
✅奨学金
奨学金での収入は平均20,900円となっていますが、奨学金を受給している下宿生は全体の35.5%です。
受給している下宿生だけで見た場合、その平均は58,910円となっています。
まとめ
新たな土地で新たな学校に通いながらはじめる一人暮らし。
学業にはげむのはもちろんですが、アルバイトを見つけたり、新しい友達を作ったりと充実した毎日にしていきたいですね。
新生活に、最初はとまどうこともあるかもしれませんが、一人暮らしにかかる費用はしっかりと管理していきましょう!
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