方言で面白いのトップは大阪弁でしょうね。20選+αを一覧にしたよ

2020年12月4日

関西に住んで十数年になる私も、

最初は数々の大阪弁に

「えっ!?」

と耳を疑っていましたが、

今ではすっかり分かるようになりました。

慣れてみると便利で使い勝手のいいものもあり、笑えるものもあり。

この記事では、

意味不明だけど

面白くて時には便利な

大阪弁20選を

ご紹介していきます。

目次

大阪弁一覧①「あの人、シュッとしてかっこえーなぁ」

高いビルの写真「シュッとしている」とは、「すらっとしている」「背が高い」「スマート」「スタイリッシュ」など、主にかっこいい男性を形容するときの言葉です。

他にも、仕事ができる人に対してや、長いビルなどにも「シュッとしている」という言葉が使われるように、用法は多岐に渡り、万能な褒め言葉の一つとなっています。

意味:「あの人、すらっとしてかっこいいなぁ」

大阪弁一覧②「あのちゃりさらやったし、ぱちられたんちゃう?」

新品の自転車「さら」というのは大阪弁では「新品」「真新しい」を指します。「まっさら」の「さら」から来ているので、標準語の人にも分かりやすいかもしれません。

「ぱちる」は「盗む」。「パチンコをする」の略かと思いますよね(そんなの私だけ?)。同じような表現で「パクる」もありますが、こちらは関西圏以外の人にもなじみが深いですよね。ちなみに、盗まれたものは「パチもん」といいます。ポケモンとは何ら関係はありません。

意味:「あの自転車新品だったから、盗まれたんじゃない?」

大阪弁一覧③「昨日大根とお揚げさんのたいたん作ってん」

大根と油揚げの煮物「お揚げさん」は油揚げのこと。大阪弁では、食べ物に「さん」や「ちゃん」をつけることがあります。

よく知られているのが「飴ちゃん」。

大阪のおばちゃんがよく言っているイメージがありますね。

私も関西に住むようになって、気が付くと「飴ちゃん」と言っています。

「たいたん」は「炊いたん」と表記します。

「炊いたもの」から来ており、ひたひたの出汁や煮汁でコトコト煮込んで、旨味を含ませる調理法です。

「煮物」と少し似ていますが厳密には違います(煮物はたっぷりの出汁や煮汁で煮たもの)。京都のお惣菜でもよく耳にする料理名ですね。

意味:「昨日大根と油揚げの炊いたものを作ったの」

大阪弁一覧④「それ、いらわんといてなー」

ダメだよ。触らないで。構わないでのポーズ「いらう」とは「触る」のこと。

ただし、この「いらう」は肯定系ではあまり使われることがありません。

「触らないで」のように否定形でよく使われます。

「いらう」は、「丁寧に」「やさしく」というよりもやや「雑に」触るというニュアンスが近いですね。

意味:「それ、触らないでね」

大阪弁一覧⑤「あそこ、モータープールができたんやてなぁ」

プールの滑り台。モータープールのイメージ電動式のプールでもできたのかと思いきや、そうではありません。

大阪弁では「モータープール」は「駐車場」を指します。

自動車(=モーター)のたまり場(=プール)から来ているようです。

ちなみに、英語圏ではモータープールは全く通用しませんのでご注意を。

意味:「あそこ、駐車場ができたんだってね」

大阪弁一覧⑥「あーあ、今年もリレーはどべやったなぁ」

運動会の徒競走で最下位の事「どべ」は「最下位」「びり」のこと。

他にも「べべ」「べべた」「べった」などがあります。

上品な言い方だと「べったこ」になります。

「どべ」の語源は諸説ありますが、「最後」を表す「どん尻」や「どんべ」からの変化だと言われています。

意味:「あーあ、今年もリレーは最下位だったなぁ」

大阪弁一覧⑦「かえりしに本屋よってこーや」

帰宅途中に寄り道しないの誘い「かえりし」とは「帰りし」と表記し、「帰る時」を表します。

一方、「いきし」は「行きし」で「行く時」。

「いきしに」と変換すると「生き死に」と出てきてしまうのも面白い誤変換ですね。

もともとは「行きしな」「帰りしな」を短縮したもので、「しな」は接尾語で「(~)時」を表しています。

意味:「帰りに本屋に寄っていこうよ」

大阪弁一覧⑧「寝る前にしこるな!」

騒がないでね。静かに。年頃の中学生男子が聞いたらにやにやしてしまいそうですね。

そうではなく、大阪弁で「しこる」は「騒ぐ」「はしゃぐ」を意味します。

ちなみに、熊本弁にも「しこる」があって、「カッコつける」という意味でつかわれます。

使う場所によっては一歩引かれてしまいかねないきわどい方言ですね。

意味:「寝る前に騒ぐな!」

大阪弁一覧⑨「レイコーちょうだい。フレッシュつけといてや」

アイスコーヒーとフレッシュ「レイコー」は「冷コー」で「冷たいコーヒー」を略したもの。

「産経新聞」によると、大阪市中心部での街頭調査(2020年)によれば、「レイコー」を知ってて使う人は1割以下。

知って入るけど使わない人が約7割を占めており、死語となってしまっているようですね。

「フレッシュ」は「コーヒー用のミルク」のこと。

これは1970年代にとある大手コーヒーメーカーがコーヒーミルクを「フレッシュ」という名前で販売したところ大ヒットし、それがそのまま馴染んだためと言われています。

食品用ラップを「サランラップ」と言ってしまうのと似ていますね。

『レイコー』産経新聞の記事

意味:「アイスコーヒーを頂戴。コーヒーミルクも」

大阪弁一覧⑩「メンチ切ってんじゃねえぞ」

ネコがガン飛ばしている。「え、メンチカツなんか切ってませんけど」なんて答えた日にはぼこぼこにされそうですね。ああ怖い。

「メンチ切る」とは、「睨みつける」の意で、関東では「ガンを飛ばす」とよく言われています。

1980年代頃に、柄の良くない人(いわゆる不良)が因縁をつけるときによく使っていた言葉とされています。

語源としては「面子を切る」の変形とされていますが、詳細は不明のようです。

意味:「睨みつけるな」

大阪弁一覧⑪「あんたほんまいらん事しいやわぁ」

読んで字のごとく『いらんことしい』余計なことをする「いらん事しい」とは、「余計なことをする人」「ちょっかいばかりかける人」を指します。

最近では若い人を中心に「いら子」と略して使われているのだとか。「いらんこ」や「いらこ」からの変化形ですね。

意味:あなたは、本当に余計なことをする人だね。

大阪弁一覧⑫「髪の毛くくってなー」

髪の毛を整えてゴムで止めて。の道具標準語だと「くくる」は紐などで物を縛る、束ねるときに使いますが、大阪弁では髪を結ぶときにも「髪をくくる」と言います。

意味:髪の毛結んでね。

大阪弁一覧⑬「いつもせわしのーて、ほんまにいらちやなぁ」

忙しそうに『せかせか』している顔のない粘土の人形「せわしのーて」は「せわしなくて」。

「忙(せわ)しない」とはせかせかしていること。

「いらち」は「落ち着きがない人」「せっかちなさま」。

もともとは「苛(いら)つ」からきており、「イライラする人」を指すこともあります。

関西人はもともとせっかちと言われていますが、その中でも特に気が短くて落ち着きのない人を「いらち」といいます。

意味:「いつもせかせかしていて、本当に落ち着きのない人だなぁ。」

大阪弁一覧⑭「必死のパッチでがんばります!」

一生懸命すぎるやろ。の意味「必死のパッチ」とは、「きわめて必死」であることを言います。

自分の頑張りをアピールするときに使われることが多く、単にギャグとして使われることも。

「パッチ」は「股引」のことですが「余裕のヨッチャン」の「ヨッチャン」ように、特に意味はないようです。

意味:「とにかく必死でがんばります!」

大阪弁一覧⑮「年の割にはおぼこいなぁ」

幼い顔やなー。「おぼこい」とは幼いことや初々しいことを表すときに使います。

外見や言動、しぐさなどを形容することが多く、老若男女問わず使うことができます。

このほかにも、「おぼこい服」=「若々しい服装」、「おぼこ顔」=「童顔」などのように使います。

意味:「年齢の割には幼いなぁ」

大阪弁一覧⑯「この魚、しょっからいな~」

開きの魚を焼いた写真さてこの魚、わさびでもつけすぎたのでしょうか。

いえ違います。

「しょっからい」は「塩辛い(しおからい)」からきており、単純に「からい」という場合もあります。

食べている物をみれば、本当にぴりりと「辛い」のかどうか分かりますが、関東の人からすれば「何で魚が辛いの?わさびでもつけたの?」ってなっちゃいますね。

意味:「この魚、しょっぱいな~」

大阪弁一覧⑰「山登りはえらいわぁ」

本格的なロッククライミングはしんどい。山登りする人が偉いことを言いたいわけではありません。

大阪弁の「えらい」は「きつい」「つらい」「疲れる」などを表します。

このほかにも「それはえらいことやな」のように使って「それは大変だ」という意味にもなります。

意味:「山登りはきついわぁ」

大阪弁一覧⑱「この本、なおしておいて」

しまってください。整理して。「え、どこも破れてないですけど…?」

いえいえ、修理の依頼ではありません。

「なおす」とは「しまう」「片づける」のこと。

これは関東圏の人が聞いたらびっくりしてしまいますよね。

意味:「この本、しまっておいて」

大阪弁一覧⑲「お昼はすうどんでもええ?」

かけうどん「すうどん」とは、「お酢に入ったうどん」ではありません。

そうではなく、「素うどん」のことで、だし汁をかけた具のないうどんのこと。

関東では「かけうどん」と呼ばれています。

しかし、実際はネギなどの薬味やかまぼこなどが入っていることが多く、「きつねうどん」や「月見うどん」などのように別メニューになっているような具材が入っていないという意味になります。

意味:「お昼ごはんは素うどんでもいい?」

大阪弁一覧⑳「あの道どんつきまでガーッて行ったら、目の前にあるビルん中あるわ」

『どんつき』の言葉。意味は突き当りまで。道案内でよく使われる「どんつき」。

この言葉を方言だと知らない関西人も多いそうです。

「どんつき」とは「突き当り」のこと。

言われてみるとなるほど、「ドンっと突き当たったところ」ということなのかな、とイメージが湧くかと思います。

 そして「ガーッ」というような擬音語が多いのも大阪弁の特徴です。

意味:「あの道を突き当りまでずーっと行ったら、目の前にあるビルの中にあるよ」

まとめ

いかがでしたでしょうか。

こうしてみると、なんとなくの雰囲気で「シュッと」「ガーッと」という言葉が使われたり、「パチる」「いきし」「かえりし」など略語が多いなど、大阪の人らしさが表れているように感じますね。

初めて聞く大阪弁があれば、ぜひ、どういう意味か聞いてみてください。もっと面白い大阪弁に出会えるはず!

ここからは前回に書いた記事ですが

・・面白いので残しておきます・・

・・・・・オマケです。・・・・・

“さら"

皿・グラスなど食器のイラスト「お皿」ではなく、「まだ使ったことがないこと」を指します。

「まっさら」の「さら」から来ていると聞くと、なるほど分からなくもないですね。

「さらの服」「さらの車」などのように使います。

このさら、さらやで~(この皿、新品だよ)」なんて言われると、関西弁の「さら」を知らない人はきょとんとしてしまいますよね。

“めばちこ/めいぼ"

眼帯をした男の子のイラスト大阪のほうでは「めばちこ」、京都や滋賀は「めいぼ」が多いようです。

関東でいう「ものもらい」のことで、「麦粒腫」のことですね。

めいぼ」は目にできる疣(いぼ)で目疣(めいぼ)。

めばちこ」は「目をパチパチさせる」というところからきている説など、諸説あり。

私の地元では「ものもらい」が一般的だったため、関西に出てきたときにこの表現は新鮮でした。

「めいぼ」は言われてみれば何となくわかるのですが、「めばちこ」は強烈な印象ですね。

“さぶいぼ"

寒さで震えている人のイラスト「寒いとでるイボ=さぶいぼ」ということで「鳥肌」を指します。

さぶいぼは、私が京都に来たての時に京都出身の子が寒くなるとよく「さぶいぼ出るよな~(=鳥肌がたつよね~)」と言っていました。

「朱に交われば…」というように、数年関西で過ごすといつの間にか自分もすっかり「鳥肌」より「さぶいぼ」と言うことが増えました。

“いちびる"

口笛を吹いているひょうきんな猫のイラスト「あいつ、いちびってんなー」というように使われます。

最初は私もその意味が分からず、

大人になってもちびってる(漏らしてる)人のことなのか?」と思ったぐらい。

関西では「いちびり」で「お調子者」を指し、「いちびる」は「調子に乗っている」を意味します。

昔勤めていた会社で上司がよく「あいつ、いちびってんなー」と口にしていたのですが、

「私からするとあなたがいちばんいちびってると思いますよ」と、内心毒づいていました。

“たいたん"

煮物料理のイラスト京都をはじめとする関西で料理名に使われ、おばんざい(京都のお総菜屋)のお店でよく見かけますね。

「炊いたもの」が「炊いたん」に変化したもので「煮物」のことです。

「大根と鶏肉のたいたん」「鯛とフキのたいたん」のように使います。

「~たん」って人の名前みたいで、響きがかわいいですよね。

“モータープール"

駐車場に止めている車のイラスト近所に「吉田(仮名)モータープール」という看板が立っていて、

しばらくは「こんなところにプールあるの…?」

と不思議に思っていたのですが、

モーター=自動車」の「プール=たまる」ということで、

自動車がたまるところ=駐車場」の意味なんですね。

私からすると「駐車場って書けば分かりやすくない…?」

と思っちゃうんですが(苦笑)。

私は京都で見かけたのですが、大阪で使われることが多いようです。

ちなみに、英語では「軍隊や官庁の集中配車場」という意味になり、

駐車場としての「モータープール」は和製英語になります。

“おおきにぃ~"

おおきにの文字と似顔絵の絵文字のイラスト一般的には「ありがとう」という意味なのですが、

「ほな、おおきに」のように他の言葉と組み合わせると

「それではさようなら」になることも。

また、イントネーションによっては

「おはよう」「こんにちは」「さようなら」のすべてが

「おおきに」で済んでしまうという便利すぎる言葉。

関西人の人柄がここに表れている気がします。

“つれ"

猫と鶏の仲良く食べているイラスト漢字では「連れ(つれ)」と書き、「友だち」のことを指します。

主に男性がよく使います。

関西弁が耳慣れないと、

「ツレ」=「妻、彼女」だと思っちゃいますよね

(「ツレがうつになりまして。」なんて本もありますし)。

私も大阪出身の知人(独身男性)に

ツレがな、5人子どもおんねんけど…

という風に話を振られたことがあって、

私は「ツレ=彼女」かと思ってしまい、

5人も子どもがいる人が彼女だなんて、

複雑な事情でも抱えているのかも、と変に驚いたことがありました。

“あめちゃん"

飴・キャンディーのイラスト大坂のおばちゃんがよく使っているイメージ。

飴ちゃんあげよかー」で「飴、あげようか」の意味。

我が家では子どもたちが「あめちゃん、ほしー」とよく言います。

関西人は飴以外にも

「おまめさん」

「おあげさん(=油揚げ)」

「お芋さん」

「おかいさん(=お粥)」など

「あめちゃん」の「ちゃん」付けだけでなく、

食べ物に「さん」を付けて呼ぶことが多々。

その他、「おひさん」

「おつきさん」

のように自然に関するものや

「おはようさん」

「おつかれさん」といった挨拶、

「天神さん」

「お稲荷(いなり)さん」

のように神仏に関するものにも「さん」を付ける習慣があります。

何に対してもフレンドリーという印象ですね。

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