プラスチックゴミの環境問題!4歳の我が子と絵本で学ぶ

2021年2月27日

 

プラスチックの環境問題の展示を見た4歳の娘。

鳥のお腹にプラスチックがいっぱい入っているのを見て、

どうして死んじゃったの?
なんで食べてしまったの?

どうして、プラスチックを食べてはいけないの?

筆者(母)は答えることができませんでした。

一緒に勉強しよう!

本を借りてプラスチックの環境問題について話し合いました。

恥ずかしながら、

筆者はこの環境問題を絵本で詳しく知りました。

4歳の娘は、

プラスチックが原因で死んでしまった鳥を見て

これは、知らなければならない問題なのだと思ったようでした。

今からでも遅くはない!

子どもにとっても早くない!

プラスチック環境問題に親子でできることをしていこうと決めました。

今回は4歳の娘がプラスチック環境問題に直面した体験談を紹介します。

プラスチックの環境問題を知っていますか?

プラスチックのゴミ問題を連想する「鳥とコップ」ープラスチックとは?

軽くて加工がしやすく丈夫なプラスチックは、

レジ袋やペットボトル、スプーン、

おもちゃや服、家電や家具など

あらゆるものにプラスチックは使われています。

プラスチック自体は100種類以上ありますが、
多くの製品に使われているプラスチックは数種類。
商品のパッケージに材質が表示されています。

 

ポリスチレン(PSハンガー、食品用トレ、プリンター
ポリエチレン(PE高密度ポリエチレン(HDPEバケツ、洗剤ボトル、灯油タンク
低密度ポリエチレン(LDPEレジ袋、ラップ、紙パック飲料などの内外面
ポリエチレンテレフレタート(PETペットボトル・卵パックなどの
ポリプロピレン(PPストロー・ペットボトルキャップ・文具・医療器具


  

プラスチック環境問題はどのようなものなのか?

大きなプラスチックゴミと

小さなプラスチックゴミがあります。

大きなプラスチックは

容器や、文具、家電など、目に見える大きさのもの。

小さなプラスチックは

マイクロビーズやプラスチック容器が紫外線や衝撃によって砕かれた状態のものです。(マイクロプラスチックとも言われ5 mm以下の大きさのもの)

大小のプラスチックは

さまざまな影響を起こしています。

【漁業への影響 】

海底などの水中に残された網やカゴなどの漁具が、海の生き物に危害を加えています。

【動植物への被害】
世界のあちこちで、

漁具が絡まった動物や死んだ海鳥の胃の中から、

餌と間違って食べたプラスチックがたくさん見つかったり、

魚の胃の中からも、細かいプラスチックが発見されています。

2050 年までに魚の重量を上回るプラスチックが海でゴミとして流れていると予測されていてます。

人体への影響】

未だ明らかになっていません。

「生まれてきた赤ちゃんの胎盤からマイクロプラスチックが見つかる。」

「人は、1週間にクレジットカード1枚分のマイクロプラスチックを摂取する。」

など研究数は少ないですが、いろいろな発表がされています。その度にメディアでも取り上げられています。

生物がプラスチックを消化することはできません。

体内に蓄積され影響が起こるかどうかは未だ明らかではありません。

日本はリサイクルされない容器包装廃棄量(一人当たり)が、世界で二番目に多いと言われています。

包装容器だけでなく、
日本ではありとあらゆるものがプラスチック!

清潔にできる

見栄えが良い

安い!と使い捨て感覚でプラスチック製品が溢れています。

でも、親子で勉強して、

それでいいのかなと自分の生活に疑問を感じ始めました。

子どもとプラスチックについて知る

絵本で学ぶ親子ープラスチック環境問題の絵本

たくさんの本が販売されています。

子どもの年齢や性格などによって好みの本があると思います。

「プラスチック」「ゴミ」「環境問題」「絵本」などで検索して探してみてください。

娘が手に取った本は小学生向けの本でしたが、海の生き物の写真やペットボトルの写真がたくさんある本でした。

ー親子でプラスチック探し

絵本で全てを理解できなかった様子の娘ですが、

「プラスチックを探してみよう。」と

親子でプラスチック探しのゲームをしました。

娘の探し当てるほとんどがプラスチックなので正解が嬉しくて、どんどん探し当ててくれました。

ーリサイクルを学ぶ

今まで、いるもの、いらないもの、

いらないものはゴミ箱へ。

ということしか教えていなかったので

リサイクルについて話しました。

ペットボトルも、キャップ、本体、フィルムで全部リサイクル場所が違うんだよ。

それぞれの箱に分別してみよう〜!

とゲーム感覚にすると、面白がり、分別してくれるようになりました。

ー子どもながらの疑問

なんでこれはリサイクルできないの?

リサイクルって何?
なに?
なんで?

筆者は困り果ててましたが、娘の疑問は底なしです。

ー子どもに伝えられなかったこと

親として、

マイクロプラスチックを知り恐怖を感じました。

食べてる魚に蓄積され、私たちが食べている。

水道水にも植物にも検出されたらしい。

1週間でクレジットカード1枚分のプラスチックを食べているの!!病気の原因となる!?

本で読んだり、webで検索したりと怖い話が沢山です。

良かれと思って使っているものが、将来マイクロプラスチックになり、子供達の病気の原因になるのかもしれない。

そう思ったら、

「今、動かなくてはならない」

と思いました。

ただリサイクルすればいいんでしょ。

と思っていたプラスチック。

私たちの生活をよりよくしてくれたプラスチックですが、

子どもたちのためにも、自分のためにも、付き合い方を変えていかなければならないと思いました。

ーゲーム感覚でプラスチックと向き合う

水筒に、ペットボトル、食器に、子どものおもちゃ。

一時期、プラスチックが怖いと思いました。

でも、ここまで私たち親子の生活を豊かにしてくれて、お世話になっているのがプラスチックなのは事実。

あるものは大切に使い、

ボロボロに砕ける前に、適切に処理しようと心に決めました。

そして、なるべくプラスチック製品を購入しないよう!…。

しかしながら、食品の包装、洋服、子供が落としても割れない食器、娘が欲しがる可愛いもの。

全てがプラスチックなのです。

プラスチック使用していない製品を見つけた時には

レアなものを見つけた喜びを感じるぐらいです。

天然素材の代わりに作られたプラスチックの代わりに天然な素材で作られたものを探す。

変な話ですが、なかなか見つけられないので、まさに、宝探しゲームのようです。

 

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まとめ

4歳には難しいんじゃない?

グロテスクすぎて怖がるんじゃない?
筆者も初めはそう思いましたが、驚くほど真摯に4歳の娘はプラスチックの環境問題を受け止めていました。

今はプラスチックの分別の仕事は娘の仕事です。

子どもの個性によって受け止め方や、

行動は違うかもしれません。

でも、環境問題を知ることに早いも遅いもないんだな

と思った体験談でした。