缶切りを使って開ける缶詰が今なお売られている理由は!?
今ではあまり見ることのなくなった缶切りを使って開ける缶詰ですが、スーパーでは、割と多くの商品が売られています。
しかし最近では、誰でも簡単に開けられるプルタブタイプの缶詰商品が多く見られるようになってきました。
それでもなお、缶切りを使って開ける缶詰が売られているのには理由があります。
缶切りを使って開ける缶詰も、プルタブタイプの缶詰も、性能面に関してはほとんど変わらないそうです。
しかし、衝撃や落下時に缶切りを使う缶詰の方が、強度が高いのだそうです。
これが、今なお缶切りを使って開ける缶詰の商品が売られている理由です。
そして、缶切りを使用するタイプの缶詰には、薄い2本の線が、缶そのものに入っているそうです。
これは、内側の線が小さな力でも開けられるようにサポートするためのもので、外側の線が、実際にふたが開く深い溝なのだそうです。
缶切りの使い方、ご存知ですか?
我が家は、祖父が缶詰の鯖缶を、
酒のつまみに食べることがあるため、
缶切りが用意されていて、
使い方を教えてもらったこともあります。
しかし、プルタブタイプの缶詰が増えた今、
家に缶切りがないという家庭も少なくはないと思います。
そうは言っても、先程の理由などから、現在でもまだ缶切りを使って開ける缶詰はまだ流通しているため、缶切りを使わざるを得ないときがあると思います。
しかし最近では、昔ながらの「てこの原理」を使った缶切りだけでなく、手で回すことで力がなくても切れる缶切りや、自動で切れる缶切りなど、様々な種類の缶切りが販売されています。
これを機に、缶切りをお持ちではない方は、
一つ、缶切りを購入してみてもいいかもしれません。
コロナ禍で話題になった缶詰業界
昨年のコロナ禍により、巣篭もり需要が高まったことにより、家での食事に調理が楽な缶詰が注目されました。
TwitterやInstagramなどのSNSだけでなく、テレビメディアなどを通しても、缶詰を使ったアレンジレシピなども多く紹介されました。
それを機に、初めて缶詰を購入された方も少なくないのではないでしょうか?
缶詰業界が注目されたことにより、
缶詰商品も非常に発展したと思います。
真空パックではなく、あえて缶詰にして商品を販売したり、コロナによって消費できなかった食材を使って缶詰を作ったりと、多くの工夫がされ、商品として輩出されたと思います。
コンビニやスーパーの惣菜の進化によって缶詰は、あまり目を向けられていない時期がありました。しかし今回、缶詰業界は再び注目され、大きな進化を経て、日本の食品業界に火をつけてくれたのではないでしょうか?
今後の缶詰業界
ここで缶詰が注目されたことによって、缶詰の進化を加速させました。
今、社会は楽な方へ、誰でも使える商品、ユニバーサルデザインという方向に進んでいます。そのため、缶切りも誰でも簡単に開けられるように、さらなる進化を遂げていくのではないでしょうか?
缶切りが悪いと言っているわけではありません。
すべての缶詰をプルタブタイプにすることを推奨しているわけでもありません。
先ほどにも記したように、缶詰の形だけでなく、缶切りの形も、大きく進化し始めています。
プルタブ以外の形で缶切りを使わずに開けられる缶詰であったり、赤ちゃんくらいの力でも開けられるような缶切りや、缶切りを使うタイプと同じくらいの強度のプルタブタイプの缶詰など、様々な形での進化が進んでいくでしょう。
新しい形の缶詰が当たり前に流行する未来もそう遠くないかもしれませんね。
今注目を浴びている缶詰業界から、落ち込んでいる日本の飲食業界を引っ張って行って、少しでも早く、このコロナ禍から、より良い社会になっていくことを筆者は願っています。
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