週休3日制導入による課題とは!?導入した企業の事例と共にご紹介
現在、正社員の方やいわゆるフルタイムで働いている方は
週休2日制で働いていることがほとんどではないでしょうか。
週休2日制といっても土日が休みであったり、
土日以外で2日休みであったり様々です。
土日が休みの方は子供がいると
家族の時間が取る
といった計画が立てやすいですよね。
ですが、今回新しく「週休3日制」を
選択できる制度が検討されています。
休みが3日になると聞いて、給料が減ることや仕事が回らないという状態を心配される方も多いのではないでしょうか。
しかし、週休3日になることにより、リフレッシュの時間を設けることや子供がいる家庭であれば子供と過ごせる時間が増えるといったメリットも期待できます。
既に週休3日制を取り入れてる企業や過去に取り入れていた企業がありましたので、事例をそれぞれご紹介します。
週休3日制の導入で変わる働き方
日本マイクロソフト株式会社
「短い時間で働き、よく休み、よく学ぶ」というテーマを掲げ「ワークライフチョイス チャレンジ 2019 夏」という週休3日制のプロジェクトを行いました。
このプロジェクトは2019年8月の1ヶ月だけ毎週金曜日を有給とした「特別休暇」を導入し、休暇により社員はスキルアップや家族旅行などに充てるものとなっています。
ただの有給休暇とすると何の目的も持たず過ごしてしまう可能性があるため、自己啓発関連費用サポート、家族旅行やレジャー関連費用の補助などの支援も会社として行っていたそうです。
「ワークライフチョイス チャレンジ 2019 夏」を実施した日本マイクロソフトでは94%がプロジェクトを「評価する」という結果でした。
株式会社ユニクロ
現在も制度が存在する企業です。週4日勤務で1日10時間働くことにより、お休みを平日に3日取得することができますという仕組みです。1週間の就労時間に変化がないので給料が減額する心配もないです。
業務に関しては集中して取り組むことができ、休みはプライベートを充実することができます。
佐川急便株式会社
先の2社とは違い、導入した目的は「ドライバー不足改善」によるためです。運送は毎日行われるため、ドライバーが多くいなければ休みを取るのが難しいです。休みが取れないということはプライベートが充実できないことに繋がりますね。
週休3日制導入による課題とは?
ここまで週休3日制度を取り入れた企業を紹介してきました。しかし、条件などを見ますと課題がありますね。
実際に週休3日制を取り入れた会社から見えてくる課題を取り上げていきます。
1日あたりの勤務時間増加
単純に休みが増えるというわけではなく、休みとする日を4日間で補うという点です。1日8時間であれば、平日5日働くことで40時間になります。それが、4日で40時間働き、1日休みにするというものです。
1日あたり10時間と勤務時間が2時間も長くなるので、家族に充てる時間がないですね。
1日あたりの残業
勤務時間が増加する場合、1日10時間が勤務時間となりますと、それを超えて働く必要があります。例えば、就業が9時開始であれば、お昼休憩があるため20時になります。この場合、20時以降が残業となると、今まで通りに残業はできないですね。
社員ごとに異なる勤務形態
もし、週休3日制が選択できるなら利用する人、利用しない人がいるでしょう。業務を引っ張っていくリーダーは利用しているけど、メンバーが利用していないケースが出てくる可能性もあります。この場合、勤務時間がばらばらになってしまうため、相談がしたいときにできないという状態になります。
社員数がギリギリの会社や新入社員が入社する4月はスケジュールに特に配慮が必要になってくることになりそうです。
まとめ
週休3日制で変わる働き方と導入した企業を紹介しました。
2017年に実施された「プレミアムフライデー」と少し似ていますね。この制度は月末の金曜日の勤務時間を早く切り上げられるようにし、プライベートに充てることができます。
週休3日制は休みの日が1日になるので、もし実際に導入された場合、あなたは取得しますか?
週休3日制といっても企業に合わせた規定になることが考えられます。あなたの会社で導入されたらしっかり制度の内容を把握して、取得するか判断できれば良いですね。
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