落花生で豆まきをするのは何故?余り知られていない意外な理由とは
節分と言えばやっぱり
『豆まき』が思い浮かびます。
節分に大豆を撒いて育ってきた人には落花生を撒くなんて話はすごく新鮮かも知れませんが、落花生を撒く地域の人からすると大豆より落花生の方が何かと良いんです。
そう言われてもピンときませんよね?
なぜ、豆まきに落花生を撒くの?
節分と聞いてイメージするのが『豆まき』ですよね。
関東より下の地域では炒った大豆を撒くのが一般的ですが何故、節分の豆まきは炒った大豆なのか分かりますか?
それは、古来より米・麦・ひえ・あわ・大豆の五穀には精霊が宿ると言われており、米よりも大きな粒の大豆は多くの精霊が宿ってると考えられ厄払いに最適とされてました。
また炒った大豆を使う理由は〝炒ると射る〟をかけて縁起を担いだとされてます。
しかし、関東より上の地域では炒った大豆ではなく落花生を使い豆まきをしますが何故なのでしょう?
知ってるようで意外と知らない落花生を使う理由を分かりやすく説明します。
関東より上の地域では雪が積もるから
関東より上の地域で落花生が撒かれる理由の1つに雪がたくさん積もるからと言われてます。
節分の豆まきは家の外と中に撒きます。
雪が多く積もるところだと、どの辺に撒いたか分かりますが撒いた豆を全て拾い集めるのは至難の業です。
想像してみて下さい?
積もった雪に大豆の様な小さなものを撒くと雪の奥深くまで入り込んでしまいます。
表面に小さな穴が空きますが奥に入った豆を取り出すのはとても難しいものです。
なので見つけやすく、拾い集めやすい理由があります。
実際に同じように大豆と落花生を撒いてみると分かりますが、奥深く入り込む大豆と違い少しくらい深く入っても落花生の方が見つけやすいです。
衛生面や後片付けが楽になる
普通に考えて外に撒いた豆を拾って食べるのは少し気になりますよね?
どんな動物が歩いてたのか、変な菌は付着してないのかなどそのまま食べる人は少ないと思います。
しかし、落花生の場合なら殻付きですので殻を割ってしまえば衛生面を気にする事はありません。
そして今の自宅の家具などを良くみて下さい!
底の方に隙間がありませんか?
底だけじゃなくタンスと壁の隙間など、大豆が入れそうな隙間がたくさんあると思います。
豆まきをして拾い集める時に目に見える場所なら集められますが隙間に入ってしまったものは分からないままじゃないですか?
炒った大豆なので腐って変な臭いがする事はないと思いますが、変な虫が集まってくる事もあるので綺麗に拾いたいですよね。
ですが落花生は、余程の隙間がない限り隙間に入り込んでしまう事はありません。
他に豆まきで落花生を撒く理由とは何があるのか?
北海道や東北など上の地域で落花生が節分に撒かれると言われる理由に衛生面や大豆より大きく見つけやすいなどの理由があります。
どれも確実な話ではありませんが合理的な理由であることには間違いありません。
しかし、どんな理由であっても落花生を使うメリットがいくつかあります。
それはどんな理由なのでしょうか?
脂質が豊富に摂れる
大豆と落花生を比較した時に、同じ豆でも落花生の方が優れてるものがあります。
それは『脂質』です。
普段は摂りすぎると太るからと敬遠されがちな脂質も寒い北国では寒さを凌ぐために必要な栄養素です。
脂質を多く摂るとカロリーも高くなり太りやすくなります。
ですが、寒さを耐える身体にするには脂質は最高の栄養素になってきます。
分かりやすく言うとダイエットをして成功した人なら分かると思いますが、ダイエット前に感じなかった指先の冷えなども痩せたら感じる様になるのと同じです。
寒さを耐えるには脂質はとても必要な栄養素なんです。
摂りすぎると太りますが摂取カロリーと消費カロリーの差が少なければ大きな変化はなくなるので関東より上の地域では落花生が効率的です。
また大豆と同じ量の落花生を購入しても大豆より食べやすく余る事も少ないので無駄にならなくなります。
まとめ
節分の豆まきで大豆ではなく落花生を撒くのは雪の積もりやすい地域まならではの悩みを解消してくれ、脂質も大豆より多いと言う理由があります。
全ての人が落花生を撒いてる訳ではありませんが、上の地域へ行くほど落花生の率は高くなります。
今まで大豆を撒いて探すのが大変だと感じてた人は落花生もオススメですよ。
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