ツバメも保護する法律があるって知ってた?知らずにやると罪になる!

2021年5月21日

 

 ツバメの雛鳥がいる巣

暖かいの時期になると巣作りのため、見かけるツバメですが、いざ自宅にツバメの巣が作られたら撤去しますか?

それとも保護しますか?

撤去を選択しようとしたあなた!

実はツバメの巣も法律で保護の対象となっていますよ!!

それは

ツバメの巣に卵がある場合や雛鳥が居た場合に無断で壊すと法律違反になる可能性があります。

ツバメを含む野鳥は「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」によって守られています。

第八条 鳥獣の捕獲等及び鳥類の卵の採取等の禁止

鳥獣及び鳥類の卵は、捕獲等又は採取等(採取又は損傷をいう。以下同じ。)をしてはならない。

引用:e-GOV 法令検索

もし、これに違反した場合は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられてしまいます。

これだけで!?と思ったあなた!生物を守るうえでは大切なことなのです。

ツバメの巣を撤去したい!どうしたら良い?

ツバメによる糞の被害

ツバメの巣を撤去しようと思うケースですが、下記が該当するのではないでしょうか。

・糞が多く、健康被害に繋がる

・雛鳥の鳴き声がうるさい

確かにいずれも、気になることではあります。

ですが、ツバメも生きていますので、このような理由で巣を撤去されるのは、新たな生命を維持できなくなってしまいます。

ツバメが法律で保護されている理由は?

そもそもツバメがなぜ法律で保護の対象とされているかですが、それはツバメが減少傾向にあるからです。

その理由としては、下記の2つがあげられます。

①エサの減少

水田や耕作地からエサを取っていましたが、住宅が増え、エサの取れる場所が減ってしまったためです。

それにより、子育てがうまくいかないことに繋がっているのです。

②巣を作る場所の減少

巣作りがされる場所は、家(戸建て、マンションなど)の軒先が多いですが、それがない家が多くなりました。

そのため、巣を作る場所が減ったと言えます。

それだと、巣の撤去はできないの?と思ったあなた、実は自治体のホームページに撤去についての案内があるのです。

巣の中に卵やヒナがいない場合にのみ、撤去が許可されている自治体が多いですが、案内は自治体によって異なります。

巣を撤去する際には、案内を確認してから実施するのが良いですね。

安易に巣を撤去しないようにしましょうね。

ツバメの巣を保護してみよう!毎年ツバメが見られるかも?

 ツバメが巣を作ったときの看板例ツバメの巣による弊害も気になるところですが、壊すだけではなく保護をしてみてはいかがでしょうか?

ツバメは一度巣を作ると同じ場所に巣を作る習性があります。

それは、雛鳥が成長するまで安心して過ごせる場所になるからです。

ちっちゃい雛鳥が口を開けて、親鳥のエサを待つ姿は気になりますね。

また、巣立ってゆく姿を見たときは、成長を感じる反面、寂しさを覚えます。

来年も来てくれることを信じて待つのも一つの楽しみではないでしょうか。

但し、糞は巣の周りにも落ちるので、掃除をする必要があります。

糞をした後に撤去できるよう、例えば巣の下に新聞紙を置くなどして対策をするのが良いですよ。

実際に街中ではツバメの巣を守るために、巣ができたところに「糞注意!」「巣を作っています」などの看板があったりしますね。

場所によっては柵に囲まれて近づかないようにしていることもあります。

このような看板を見かけた際には、近づかないことを心がけましょう!

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まとめ

ツバメを保護する法律について、話して来ました。

私も昔はツバメの巣が家の外にありました。

糞は気になりましが、巣の下に新聞紙があったため、対策はしてありました。

鳴き声は近くにいけば聞こえますが、家の中に入ってしまえば気になりませんでした。

巣を壊そうと思ったことはないですが、巣の中がどうなっているのか見たいと思ったので、見たことはあります。

結構しっかりしてますよ!

ただ、柔らかいので、触りすぎると壊れます。

減少傾向にあるツバメですが、巣を作った後は巣立つまで見守ってみてはいかがでしょうか。