県民割を全国に拡大!全国旅行支援の開始はいつから?違いは?

2022年6月25日

 

旅行に出かける家族のイラスト新型コロナによる

行動制限が緩和されたことにより、

徐々に国内外での旅行人気が

復活の兆しを見せてきました。

 

観光庁は、国内での新たな観光需要を

喚起するための方策として、

「全国旅行支援」

7月前半から開始すると発表しました。

 

全国旅行支援とは、

少し地味なネーミングですが、

その内容は、現在展開している

県民割・ブロック割(注)の対象を

全国へ拡大して展開するものです。

(注)以降、県民割・ブロック割を

県民割と略記します。

 

詳細日程などは、

まだ発表されていませんが、

おそらく、県民割の終了に合わせて、

全国旅行支援が開始されるものと

予想されます。

 

ここでは、

全国旅行支援とは

どのようなものなのか、

いつから開始されるのか、

県民割との違いは何か、

などについて、

わかりやすく説明します。

 

全国旅行支援とは、どのようなもの?

代表的交通機関である新幹線これまで、県民割では、県内または地域ブロック内の旅行でないと旅行代金の割引の恩恵を受けることができませんでしたが、全国旅行支援では、全国どの地域への旅行であっても、旅行代金の割引が受けられるようになります。

 

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また、交通業者への間接的な支援も考慮されており、旅行の手段として、新幹線や飛行機などの公共交通機関を使う宿泊の場合は、宿泊のみの場合に比べて補助額がアップされます。

 

更に、旅行が週末に集中することを避けるため、平日と休日では、使用できる地域クーポン券の発行額に差を設けています。

ただし、全国旅行支援も都道府県が主体となるため、感染状況などを理由に都道府県から申し出がある場合は、支援対象から除外されることもありえます。

 

全国旅行支援は、いつから開始される?

旅行を楽しむ3人の家族全国旅行支援の期間は、7月前半~8月末までの予定になっていますが、具体的な開始日がいつからなのかは、まだ、明らかにされていません。

 

観光庁によれば、6月中の感染状況を見極めた上で、開始日を決めるようです。感染状況の改善が確認できれば、7月前半より実施するとの見解です。

 

コロナ感染が落ち着いたことで、人の動きも活発になり、国内各地の観光地でも賑わいが戻りつつあります。

また、添乗員付きパッケージツアーによる海外からの観光客の受け入れも、6月10日から開始されており、世界的に旅行人気が急上昇しています。

 

ただ、ひとつ気がかりなのは、直近の感染者の数が国内各地で増加傾向にあることです。

 

以前に比べると感染者数は落ち着きを見せてはいますが、感染の状況によっては、開始時期に影響があるかもしれませんので、今後の動向に注意が必要です。

 

では、

7月前半とは、

一体いつなのでしょうか?

 

これは推測ですが、県民割の終了する7月15日前後になる可能性が高いと思われます。

 

何故なら、県民割が7月14日まで延長されていますが、もし、日程が重なってしまうと混乱を招く恐れがあり、逆に、空白期間が発生すると、せっかく盛り上がった旅行熱に水を注ぐことにもなりかねません。

 

これらのことを考慮すると、開始日としては、7月15日前後が妥当と思われます。

 

尚、8月のお盆時期にあたる最繁忙期は、除外される予定です。

 

県民割と全国旅行支援の違いは?

県民割と

全国旅行支援では、

割引率や上限額に違いがあります。

また、

対象地域のみで利用できる

クーポン券の発行額にも

違いがあります。

 

<割引率と上限額>

県民割の割引率は、最大50%でしたが、全国旅行支援の割引率は、一律40%になり、少し下がります。

その代わり、割引の上限は、県民割では5,000円ですが、全国旅行支援では、交通機関付きの宿泊プランでは、宿泊のみのプランよりも割引額の上限が高くなり、上限8,000円にアップします。

ただし、マイカーでの移動など、交通機関を使わない宿泊のみの旅行の場合は、割引の上限は5,000円に下がります。

県民割と全国旅行支援の補助額について、具体的な旅行代金で比較すると次のようになります。

 

①宿泊のみの場合

県民割は割引率50%、上限5,000円なので、10,000円の旅行で、補助額の上限に達します。

一方、全国旅行支援は割引率40%、上限5,000円なので、12,500円の旅行で補助額の上限に達します。

よって、12,500円以下の旅行では、県民割の方がお得ですが、旅行代金が12,500円以上になると、どちらも5,000円の補助となるため、補助額は同じで差はありません。

②交通機関付きの宿泊の場合

県民割には、交通機関付きの条件設定がないため、交通手段に関わらず、割引の額は上記の宿泊のみの場合と同じになります。

一方、全国旅行支援は割引率40%ですが、上限が8,000円にアップするため、20,000円の旅行で補助額の上限に達します。

すなわち、12,500円以下の旅行では県民割がお得ですが、旅行代金が12,500円を超えると、全国旅行支援の方が補助が増えて、20,000円以上では補助額が上限8,000円になります。

 

<地域クーポン券>

地域クーポン券については、県民割では2,000円でしたが、全国旅行支援では、平日と休日でクーポン額に差を設けてあり、平日3,000円、休日1,000円になっています。

 

<利用の条件>

全国旅行支援を利用するための条件としては、新型コロナワクチン3回接種、またはPCR検査の陰性証明が必要となります。

 

詳細条件については、まだ発表されていませんが、おそらく、県民割と同等の条件になると予想されますので、参考までに、県民割での例を記載しておきます。

 

(ワクチン接種済証明書)

新型コロナワクチン3回接種済みを証明する書類としては、ワクチン接種済証、ワクチン接種記録書、ワクチン接種証明書の何れかの書類の掲示が必要です。

 

(検査結果の陰性証明書)

ワクチン3回接種済みでない場合は、PCR検査および抗原定量検査の陰性証明(3日以内のもの)、もしくは、抗原定性検査の陰性証明(1日以内のもの)が必要です。

検査費用は、通常は自己負担ですが、各都道府県の「検査無料化事業」を利用すると、無料で検査を受けることが可能です。ただし、無症状であることが条件になります。

 

12歳未満の子供に対しての条件は、まだ明らかになっていませんが、おそらく、県民割と同様の扱いになるものと思われます。

すなわち、保護者の同伴を条件として、検査不要となる可能性が高いと思われます。

 

<予約方法>

予約方法については、県民割と同様です。

オンライン予約サイトや旅行会社の窓口などから予約できます。

また、宿泊施設などに直接予約することも可能です。

 

ただし、観光庁から詳細日程などが発表されていないため、まだ、全国旅行支援に対応した旅行プランは提供されていません。

楽天トラベルなどの予約サイトでは、詳細が決まり次第、取り扱いについて、発表する模様です。

 

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まとめ

TRAVELをイメージした飛行機雲全国旅行支援とは、県民割の対象を全国へ拡大するもので、実施時期としては、7月前半から8月末までを予定しています。

現在、地域観光事業支援として、県民割が実施されていますが、新型コロナによる行動制限が緩和され、海外からの観光客の受け入れも再開されたことで、観光業界にも活気が戻りつつあります。

あなたも、この機会に、県民割や全国旅行支援などを利用して、ご家族や友人と素敵な旅行を計画してみてはいかがでしょうか?