ワクチン接種証明書の発行方法は?アプリやコンビニからも可能に!
旅行やイベントへの参加などで、
新型コロナワクチン接種証明の
掲示を要求される場合があります。
ワクチン接種証明としては、
「接種済証」や「接種記録書」(※)、
「接種証明書」などが
公的に認められています。
「接種証明書」は、
スマホのアプリによる
電子版が便利ですが、
先日、厚生労働省は、
新型コロナワクチンの
接種証明書について、
7月26日から
コンビニでの発行を
開始すると発表しました。
この記事では、
ワクチン接種証明書とは
どういうものか、発行するには
どうすればいいのか、
などについて、
わかりやすく説明します。
ワクチン接種証明書とはどのようなもの?
ワクチンパスポートとも呼ばれている
新型コロナワクチン接種証明書は、ワクチンパスポートとも呼ばれ、新型コロナワクチン接種の事実を公的に証明するために発行されるものです。
「海外渡航用」と「日本国内用」の2種類
ワクチン接種証明書には、パスポート情報等の記載のある「海外渡航用」とパスポート情報等の記載のない「日本国内用」の2種類があり、両方同時に発行することも可能です。
また、国内用途では、ワクチン接種証明書を取得しなくても、ワクチン接種後に受け取る「接種済証」や「接種記録書」も接種証明書類として有効とされています。
◇国外での接種は対象外
ただし、ワクチン接種証明書は、予防接種法に基づきワクチンの接種を受けた人を対象に発行されますので、国外等で接種を受けた人は対象になりません。
ここでは、国内用の
「ワクチン接種証明書」を
対象に説明します。
ワクチン接種証明書(国内用)には、
次の情報が記載されます。
①接種者に関する事項(氏名、生年月日等)
②ワクチン接種記録(ワクチンの種類、接種回数、接種年月日等)
③上記の情報及び電子署名を格納した二次元コード(QRコード)
ワクチン接種証明書の発行にはどのような方法がある?
ワクチン接種証明書には、
電子版と紙版があります。
できれば、即時発行のできるスマホのアプリによる電子版の利用をおすすめしますが、電子版の利用が困難な人に対しては、紙版の発行も可能です。
紙版の申請方法は、各自治体で異なりますが、必要書類を住民票のある自治体の窓口へ提出または郵送する必要があります。
コンビニでも取得が可能に!
また、今後は、コンビニのマルチコピー機での発行も可能となります。まず、7月26日から北海道など一部の地域(※)からスタートし、8月17日からは、セブンイレブンでも発行可能になります。他のコンビニでも発行を検討している模様です。
(※)7月26日から開始されるのは、次の店舗です。
✅セイコーマート(北海道、茨城県、埼玉県)、
✅ハセガワストア(北海道)、
✅タイエー(北海道)
✅道南ラルズ(北海道)
次に、具体的な申請方法について説明します。
(1)電子版の接種証明書の交付
スマホのアプリによる電子版は、即日発行が可能です。
ただし、電子版を利用するためには、デジタル庁の「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」に対応したスマホとマイナンバーカード、暗証番号(4桁)が必要です。
<スマホでの発行手順>
以下では、Androidスマホでの手順を示しますが、iPhoneの場合も手順は同様です。
事前に、スマホのNFC機能を有効にしておきます。NFC機能が無効になっているとマイナンバーカードの読み取りができません。
①新型コロナワクチン接種証明書アプリをダウンロードします。
②「日本政府公式の新型コロナワクチン接種証明書アプリです」と表示されますので、次へ進むをタップして利用規約まで進みます。
③利用規約の「同意する」にレ点チェックを入れて、同意するをタップします。
④「発行済みの証明書はこちらに表示されます」の画面に移行しますので下側にある「接種証明書を発行」をタップします。
⑤用途の選択画面に移行しますので、日本国内用を選択します。
(注)海外用も選択できます。両方を同時に選択することも可能です。
⑥暗証番号(4桁)を入力します。
⑦マイナンバーカードにスマホを重ねて読み取りをします。
⑧「マイナンバーカードを読み取りました」と表示されたら、「次へ進む」をタップします。
⑨市区町村を選択します(既に表示されています)。「ワクチン接種記録を検索」をタップします。
⑩「内容を確認してください」と表示されますので、あなたの接種記録を確認し、「発行」をタップします。
⑪「接種証明書を発行しました」と表示されますので、「終了する」をタップします。
⑫「新型コロナウイルス感染症予防接種証明書」が表示
されると完了です。
以後は、アプリを起動するだけで接種証明書が表示されます。
(2)紙版の接種証明書(コンビニ以外)の交付
電子版の利用が困難な人には、紙版の接種証明書の発行が可能です。
紙版の申請方法は、各自治体で異なります。郵送のみ受付の自治体もあれば、窓口での提出も可の自治体もありますので、詳しくは、住民票のある自治体へご確認ください。
紙版の申請には、一般的に次のような書類の提出が必要となります。
✅交付申請書
✅本人確認書類の写し(マイナンバーカード、運転免許証など)
✅接種記録を確認できる書類の写し(接種済証、接種記録書など)
✅返信用封筒、切手など
紙版の発行は、書類を用意する手間がかかり、自治体にもよりますが、申請書を投函してから手元に到着するまでに2週間程度かかりますので、できれば、即日発行できる電子版の利用をおすすめします。
(3)コンビニでの接種証明書の交付
7月26日から北海道などの一部の地域のコンビニの端末から、8月17日からは、「セブンイレブン」の端末からも発行できるようになる予定です。ただし、発行するには、マイナンバーカードと暗証番号(4桁)、接種証明書発行料120円が必要です。
まとめ
ワクチン接種証明書を取得するには、スマホのアプリによる電子版、郵送などで必要書類を提出して返信してもらう紙版などがあります。
また、今後は、マイナンバーカードがあれば、コンビニの端末からの即日発行も可能になり、選択肢が広がります。
最も簡単な方法は、スマホのアプリによる電子版の取得です。
スマホの電子版であれば、ワクチンの追加接種を受けた場合でも、アプリから再発行の申請をすることで更新が可能です。
やはり、
おすすめは、
スマホのアプリに
よる電子版です。
24時間いつでも発行でき、発行後の削除や、削除後の再発行も可能ですので、ワクチン接種済みのようでしたら利用を検討してみてはいかがでしょうか?
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