次々と木造の高層ビルが建設されている!日本での建築事例と実情は?

 

木材建物の建築現場最近、日本のあちこちで

木造の高層ビルが

建てられていますね。

 

大手ゼネコンも木造建築に

とても力を入れています。

 

どうして今、

木造なのでしょうか?

 

2015年9月の国連サミットでは、

2023年までに

持続可能でよりよい世界を

目指そうという国際目標「SDGs」

加盟国の全会一致で決まりました。

 

「SDGs」は未来の世代のために、

貧困や不平等や格差をなくして、

地球環境や資源が守られるように

していこうという目標です。

 

サミット後は、脱炭素社会を目指そうと

木材の建築物が注目されはじめましたし、

技術が進んだことで、高層のビルが

建てられるようになりました。

 

東京2020の

オリンピック・

パラリンピックでは、

木材をたくさん使用した施設が

次々と建てられたのを

覚えているでしょう。

 

今の日本でどのような

木造高層ビル

建てられているの?

 

木造建築の技術は

どのような

進歩をしてきたの?

 

この記事では、

最新の木造建築の

事例や技術を

紹介していきます。

 

最新の木造高層ビルの事例をご紹介!

木と融合したビル

髙惣木工ビル

所在地 宮城県仙台市

階数 地上7階

延べ面積 1,131.25m2

(日本初の一般流通材を使用した高層木造建築)

引用:詳しくは👉

 

allée de JINGUMAE(アレーデ神宮前)

所在地 東京都渋谷区神宮前

階数 地上3階

延べ面積 235.28m2

(ウッドデザイン賞2019とウッドシティTOKYOモデル建築賞を受賞したテナントビル)

引用:詳しくは👉

 

プラウド神田駿河台

所在地 東京都千代田区神田

階数 地上14階

延べ面積 2,529.45m2

(日本初の木造ハイブリッド高層マンション)

詳しくは👉

 

KITOKI

所在地 東京都中央区日本橋

階数 地上10階

延べ面積 791.95m2

(日本初のメガストラクチャーハイブリッド木造ビル)

詳しくは👉

 

Port Plus(ポートプラス)

所在地 神奈川県横浜市

階数 11階

延べ面積 3,500m2

(純木造のビルでは日本最高層)

詳しくは👉

 

(仮)東京海上日動ビル新・本館

所在地 東京都千代田区丸の内

階数 地下3階地上20階

延べ面積 130,000m2

(2024年着工2028年完成予定)

詳しくは👉

 

耐震性、耐火性に優れた建築木材が登場!

加工前の木材

今までの木造建築の技術は、

「強度が低い」、

「火災に弱い」

という問題がありました。

 

そこで高層ビルは、鉄筋コンクリートや鉄骨造で建てられています。

 

でも、地球環境を守ろうとすると、

コンクリートや

鉄骨は

製造の過程

二酸化炭素(CO2)を

排出しますから、

木材を使用した

建築が世界的に

見直され始めているのです。

 

木材の弱点を克服しようと

多くの技術が開発されてきました。

 

中でも、

「CLT(Closs Laminated Timber)」

呼ばれる加工した木材が注目されています。

 

CLTとは

直交集成板の略称で、

木材を繊維方向が

直交になるように

積層接着した材料です。

 

鉄筋コンクリートに比べて

重量は5分の1以下で、

コンクリートと同じ厚みであれば

断熱性も高くなっていますし、

地震にも強いという特徴があります。

 

この技術によって、

これまでは難しかった大型、

高層の木造建築が可能と

なっているのですから、

マスマス木造建築はあちこちで

見られるようになるのでしょうね。

 

すごいぞ! 木造高層ビルが次々と建築されている

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まとめ

日本は、高度成長期に植えられた多くの木が活用基を迎えていて資源が豊富です。

 

新しい技術が発達したことで、これからは木造建築がたくさん建てられていくことになるでしょうね。

 

東京の丸の内地区では、地上350m(70階建て)の超高層ビルの構想があって、2041年の完成を目標にしています。

 

10年後、20年後には、各都市で木造建築に囲まれて生活するという未来になりそうです。