大阪弁って面白い方言やで~!全国区で知られている4選を紹介します
関西に住んでいると
よく聞く言葉のひとつに
「知らんけど」。
このフレーズ、
会話の最後でよく耳にしますよね。
代表的な「おおきにぃ~」は
全国バージョンまで育ちましたね。
✅ 1.「知らんけど」
✅ 2.「ようわからんけど」
✅ 3.「ほんまそれ」
✅ 4.「しょうみ」
つかわれている意味やシーンなど
例文いりで解説します。
オモロイで~。ほんまかいなぁ~。
1.「知らんけど」の意味は?
これさえ会話の最後につけておけば、たとえその情報が間違っていても誰にも責められない、という魔法の言葉です。
知らんけど(笑)。
「そういえば今週は寒いけど来週は暖かくなるって天気予報で言っていた気がするよ。多分」ということを伝えている文。
「知らんけど」を最後につけることで、人から聞いた情報や、多分そうだった気がするけど…という不確実性のある情報を伝えても、「私は詳しいこと知らないから間違ってたらごめんね、てへ」というニュアンスを含んで伝えることができます。
また、自分のおすすめを相手に伝えたいときにも「知らんけど」を使うことがあります。
「個人的にこのお店のお好み焼きはおいしいからおすすめだよ」いうことを伝えたい文。
自分の意見としてはこうだけど、でも聞き手と自分の意見が一致するとは限らないから、「他の人の意見は分からないけど、私はこうだよ」というニュアンスを含んでいます。
こうすることで、聞き手の意見も大切にする、という気遣いが感じられる使い方です。
ちなみに、この「知らんけど」は、標準語を使用する人からすると「知らないなら言うなよ」と無責任な印象を受けてしまうこともあるのだとか。気心知れた人同士で使うのがよさそうですね。
2.「ようわからんけど」の意味は?
会話の途中に「ようわからんけど」を挟むことで、自分に詳しい知識や情報はないけれど、それがとにかくすごいということはわかる、というニュアンスを伝えたいときに便利な言葉です。
「この味付け、複雑すぎてなんやようわからんけどめっちゃうまいなぁ」
自分には詳しい知識はないし、理解の範疇を越えているけれど、「ようわからんけど」と会話に挟むことで、その物事のすごさを伝えやすくしています。
また、次のように相手のセンスについて理解できないときにも便利です。
相手のセンスはいまいち自分には理解できない、でも相手との仲は悪くしたくない、というときに使うと便利。
相手のセンスを尊重しほめておくことで、その場も丸く収まります。
3.「ほんまそれ」の意味は?
「本当にその通り」という意味で、相手の意見に賛同するときに使います。
相槌にこまったらこれ!という鉄板ともいえる言葉。
言葉にならない感動や「よかった」ということを伝えたいとき、相手の言うことがとても深く納得できるときに「ほんまそれ」と相槌を打っておくことで、相手もこちらが共感しているということが伝わります。
4.「しょうみ」の意味は?
漢字では「正味」と書きます。
「正味」には以下のような意味があります。
1 余分なものを取り除いた、物の本当の中身。「正味の少ない果物」
2 風袋を除いた、商品だけの目方。「正味1キログラム」
3 実質的な数量。「昼休みを除いて、正味8時間働いた」
4 掛け値のない値段。また、仕入れの値段。正味値段。「正味で売る」
5 表面に現れない、隠された本当のところ。
「―を言わねば事実談にならぬから」〈福沢・福翁自伝〉
引用元:weblio辞書より
一般的には上記のような意味がありますが、関西弁で使われる正味はそれとは少し違ってきます。
この場合の「しょうみ」は、「正直なところ」「本音では」といった意味を含んでいます。
もともとこの使い方は関西弁が発祥ですが、今は広く若い人たちの間で全国的に使われているようです。
まとめ
いずれも便利な関西弁ですが、
使える場は選んだ方が良いですね。
関西人同士なら何となくなじみもあって日常的によく使うので、親しい人同士では使いやすく、使うことで連帯感もできます。
一方、関西弁になじみのない人との会話や、職場などオフィシャルな場では失礼に当たる場合もあります。
使う場面を選んで日常会話を弾ませたいですね。(ほんまそれ~!)
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