仙台七夕祭りの魅力と歴史。七夕飾りに込められた願いや楽しみ方も!

2021年3月20日

 

仙台七夕祭りの色鮮やかな七夕飾り宮城県仙台市には、仙台七夕祭りという、大きな祭りがあります。

東北三大祭りの一つでもあり、400年以上の歴史あるお祭りです。

毎年、200万人以上の人がこの祭りのために仙台を訪れます。

毎年868日に行われるのが恒例で、5日の晩には花火も打ち上げられます。

商店街はたくさんの華々しい七夕飾りで賑わい、仙台名物のフードコートも充実しますよ。

仙台藩祖伊達政宗公の時代から始まったこの祭り。

歴史から魅力、見所を存分にご解説します。

これを読めば、

行ったことのないあなたも、

一度行ってみたくなること間違いなしです!

仙台"七夕祭り"の歴史

伊達政宗像の画像

・仙台七夕祭りの始まり

七夕とはもともと、旧暦の77日に、彦星と織姫にあやかり、手習い、手芸の上達を願う年中行事でした。

七夕飾りを作り、翌朝川に流すという風習は、仙台にも古くからあったようです。

また、農家では豊作などの願いを込める行事でもあったようです。

仙台七夕祭りは、伊達政宗が、城下の繁栄を願って奨励したのが始まりと言われています。

・伊達政宗と七夕

様々な戦略を使い、武芸にも優れた伊達政宗。

武芸だけでなく、料理や和歌を愛する文化人としての一面もあったそうです。

伊達政宗は、七夕に関する和歌8首詠んでおり、この時から七夕の行事を取り入れていたことがわかります。

・七夕祭りの衰退と復活

その後、明治6年の新暦の採用を境にだんだん行われなくなり、第一次世界大戦後には、不景気もあり衰退しました。

しかし昭和2年、商家の有志たちが、不景気を吹き飛ばそうと賑やかな飾りつけをしたのがきっかけで再び街が賑わいました。

3年、新暦の8678日に日を改め、七夕祭りが復活します。

この年は、仙台商工会議所と仙台協賛会との共同開催で盛大な「飾りつけコンクール」が行われ、仙台七夕が完全復活した年とされています。

しかしまた、第二次世界大戦により、だんだんと衰退してしまいます。

そして終戦後、再び復活します。

昭和21年、焼け跡に52本の笹飾りが飾られた際には、涙を流すほどの喜びがあったのだとか。

昭和22年からは商店街が七夕祭りにかける熱意はすさまじいものとなっていきます。

その後、戦後から現在にかけて、七夕祭りは、商店街振興だったものから観光イベントへと変貌していきます。

今では、“東北三大祭り"の一つとも言われる、全国的に有名な仙台七夕祭りへと発展していったのです。

仙台"七夕祭り"の魅力

仙台七夕祭りの商店街七夕飾り・七夕という伝統行事

笹飾りを見て、願うことで、伝統行事に触れることができる。

・歴史ある祭り

伊達政宗の時代から400年も続いてきた歴史を感じさせられる。

・七夕飾りの美しさと迫力

人々の活力を感じさせる飾りつけが魅力。

その場にいくことで、華やかな雰囲気を体感できる。

多様な作品があり、芸術作品としても楽しめる。

・老若男女、誰もが参加できる優しい祭り

誰でも無料で楽しめる。

女性、子ども、ハンディキャップを持つ人にも優しい。

デートにもオススメです。

仙台"七夕祭り"の見所・ポイント

仙台七夕祭りの七夕飾り

・七夕飾り

一番の見所は、何といっても色とりどりの美しい七夕飾りでしょう。

街中を、豪華で美しい飾りが賑わう光景は見ごたえがあります。

個性があり、趣向を凝らされた一つ一つの七夕飾りを見ながら歩くのは、何とも趣のあるものです。

七つ飾りにはそれぞれ意味があり、

学問裁縫の上達、健康清潔貯蓄幸せなどへの願いが込められています。

現在主流になっている、くす玉吹き流しですが、

くす玉
もともと故人の霊を慰めるために籠に花をつけたりして飾っていたもの。 終戦後、森権五郎さんが庭に咲くダリアに見立て、球体のくす玉を作ったのが始まりで普及した。
 
吹き流し
技芸上達を願う飾り

であるそうです。

小学生による折鶴でできた飾りも迫力ありですよ。

折鶴の飾り

無数の艶やかな折鶴の飾り折鶴には、もともと延命長寿祈願の意味があります。

同時に平和への願いも込められているのかも知れませんね。

メイン会場は仙台駅から1番街までのアーケードで、大半の笹飾りは雨天でも楽しめます。

周辺の商店街の笹飾りも含めると、その数なんと3000本を越すのだとか!

見事な笹飾りには6日の夕方に賞が与えられます。

「金賞」「銀賞」などの札がついたものを見つけるのも楽しみの一つですよ。

・仙台七夕おまつり広場

勾当台(こうとうだい)公園市民広場では、ライブやダンスなどのステージイベントが行われ、七夕飾りの手作り体験も楽しめます。

フードコートでは、仙台名物も食べることができます。

七夕を楽しみながら牛タンにビール、最高ですね!

★☆彡 コチラでは、会場案内

    観光マップ・ガイドマップ・

    祭りに関するすべての案内場所

    交通規制の案内

    仙台中心部の駐車場マップ 

 ↓↓↓情報・満載だよ↓↓↓

★☆彡 仙台七夕まつり協賛会(事務局:仙台商工会議所)
★☆彡 〒980-0014 宮城県仙台市青葉区本町2-16-12
★☆彡 Tel. 022-265-8185

・瑞鳳殿(ずいほうでん)七夕ナイト

期間中は伊達政宗ゆかりの瑞鳳殿でのライトアップが行われます。

篠笛の演奏なども行われます。

歴史を感じながら、神秘的で優雅な夏の夜を過ごすことができますよ。

そして、この祭りにはゴミがなく、きれいな印象があるとクチコミにもあります。

気持ちよく優雅に観覧できる所もこの祭りの魅力でしょう。

仙台七夕祭り 2021年の開催は?

21年は開催に向けて準備を進める方針が発表されました。

飾りの位置を高くして観客が触れないようにする他、おまつり広場の中止や、食べ歩きや飲酒の禁止など、対策をとった上での開催になるそうです。

開催可否の最終判断は7月上旬ということです。

夜空を彩る花火の魅力

夜になると最大の楽しみは、何といっても花火の見物ですよね。

無料の穴場スポットを紹介します。

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まとめ

七夕飾りのイラスト七夕とは、もともとは手習い、手芸の上達を願うものや、農作を願うものとしての起源がありました。

仙台七夕祭りは、伊達政宗の時代からの、街の繁栄を願う想いの強い行事だったのですね。

そして、何度衰退しても復活してきた歴史から、仙台の人々の生きる強さを感じます。

魅力たっぷりの仙台七夕祭り、ぜひ訪れてみてくださいね。

祭り

Posted by つーやん