公衆電話って知っている?チビッ子達に伝える種類や利用の仕方など

2021年5月1日

 

街中にある公衆電話

我が子に聞いてみた

『公衆電話』って知っているかなぁ~。

なにそれ!  知らないよ。

使ったこともないし。

昔はいろんなところで見かけた公衆電話ですが、最近では数も減り見かけることも少なくなりました。

2000年から2020年までで約52万台も減少しています。

その理由として携帯電話が主流となり、公衆電話を使う機会が減ったためです。

いつでもどこでも掛けられる携帯電話と違い、公衆電話は電話ボックスを探す必要があるためいつでもどこでも使うことはできないです。

そんな公衆電話の種類と利用方法をご紹介!

歴史についても触れていきます。

公衆電話の種類と利用方法

公衆電話の種類(ディジタル公衆電話)初めに公衆電話の種類と利用方法を説明します。

今後、利用することがあった場合の参考になるので、ぜひ読んでみてください。

種類は、ディジタル

アナログ

2種類あります。

ちびっ子に公衆電話の使い方を訪ねてみる

殆どのちびっ子達は、ケイタイなら知ってるよ。

と、そして公衆電話ってどこにあるの?

見たことないよ。

 

どちらも受話器を持ち上げ硬貨もしくはテレホンカードを使用して電話を掛けます。

使用できる硬貨は、10円、100円の2種類です。100円で電話を掛けてしまうと時間が余っていたとしてもお釣りは返ってこないです。

10円がなく、泣く泣く100円を使ったという苦い経験をした方もいますよね。

そんなときに使えるのがテレホンカードです。1枚あたり50度数もしくは105度数の2種類あります。

1度数10円なので、硬貨と違い苦い経験をすることがなくなります。ですが、残りの度数には注意する必要があります。

電話を掛けるに関しては、同じですが違いはどこにあるのでしょうか。

2つの違いを見てみましょう。

○ディジタル

 ・色は緑とグレーの2種類

 ・ディスプレイが大きく、硬貨残枚数、通話可能時間(残り3分を切った場合)、操作説明等が表示

 ・オンフックボタン(受話器を取らずにダイヤルすることができる)がある

○アナログ

 ・色は緑のみ

 ・ディスプレイが小さく、カードの度数のみ表示

 ・硬貨による電話は残り時間がわからない

 ・緊急通報ボタン(赤いボタン)がある

公衆電話のダイヤルは押し直しができないので、ディスプレイに番号が表示されるディジタルは安心して利用することができますね。

また、電話ができる時間はアナログでは見えないため、電話していたら突然切れたということもあります。

公衆電話の歴史を振り返る

次に公衆電話の歴史について見ていきます。

レトロな公衆電話公衆電話が初めて登場したのは、明治33年(1900年)9が始まりです。

設置場所は上野と新橋の2ヶ所に設置され、徐々に規模が拡大していきました。

当時は、硬貨のみだったので5銭、10銭を使用して電話を掛けていました。

昭和57年(1982年)12からはカード式公衆電話が登場しました。

今まで硬貨のみでしたが、テレホンカードを使用して電話が可能となりました。

カードの残量を見て後どれくらい電話できるのかがわかるので使用するのが便利になりました。

今でも残っている一番古い種類の公衆電話です。

平成3年(1991年)10からはディジタル公衆電話が登場しました。

今までと同様、硬貨とテレホンカードを使用して電話を行うのは変わっていないです。

カード式公衆電話よりも目にする機会はある種類です。

平成11年(1999年)3にはICカードが使用できる公衆電話が登場しています。

ICカードと言っていますが、ICチップが埋め込まれたカードのことです。硬貨や従来のテレホンカードは利用できなくなっています。

20063月を持ってICカード公衆電話は終了していますが、最新の公衆電話となります。

平成21年(2011年)は東日本大震災が発生した年になります。

このとき、家族や知人に携帯電話で安否の連絡をしようとしましたが、アクセスが集中したため、電話がつながりにくい状態になりました。

しかし、公衆電話は発信規制や接続規制を受けないため、電話を使うことができました。

そんな公衆電話を求めて長蛇の列になったことがニュースとなりました。

こんなにもある公衆電話コレクション

あわせて読みたい気になるニュース

まとめ

今では少なくなってしまった公衆電話を紹介しました。

携帯電話が普及したことで利用する機会も減ってしまい、いざ使うことになっても使ったことがないということがこれから増えそうですよね。

携帯電話は便利ですが、壊れてしまうと電話する手段がなくなります。そんなときのために一度は公衆電話を使ってみてはいかがでしょうか。