GIGAスクール構想の目的は何だろう?実現に向けての取り組みを解説!
世の中でIT化が進む中、
小学校などはまだまだ
遅れているのが現状です。
そんなIT化を進めることを表す言葉に
「GIGAスクール構想」があります。
あなたはGIGAスクール構想という言葉をご存知でしょうか?
GIGAスクールとは、「1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで、特別な支援を必要とする子供を含め、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化され、資質・能力が一層確実に育成できる教育環境を実現する」と定義されています。
近年では子供の問題解決力の低下が懸念されています。
そんな中、小学校からはプログラミングの授業が行われ、問題解決力を養う取り組みが実施されていることが背景にあるのではないでしょうか。
GIGAスクール構想の取り組みについて、私なりに解説していきます。
GIGAスクール構想の目的って何?
GIGAスクール構想の目的は、
「資質・能力が一層確実に育成できる教育環境」にあります。
子供の学習能力が下がっている中、確実に育成できるとしているのです。
では、なぜこのように名言しているのでしょう?
理由は以下が考えられます。
個々の能力を把握でき、成果を確認できる
学校の授業では、生徒1人1人を見ることは困難ですよね。何で困っているかなど、質問をしない限り、テストの結果でしか把握することができないのです。
それが、1人1台パソコンを配布することにより、生徒の状況をモニターで確認するなどが可能になります。
それにより躓いているところをすぐに把握することができます。
これであれば、得意・不得意がすぐに分かり、教えることができますね。
質問ができる環境
先生に質問したいとき、みんなの前で質問することで、笑われてしまったらどうようなどと考えてできないなどの経験はありませんでしょうか?
恥ずかしいから質問ができずにいると
「分からない」から「分かる」にならないのです。
ですが、チャットツールにより先生と1対1で質問することが可能になります。
これにより質問するで「分からない」を失くすことができるようになります。
意見の共有がいつでも可能
今までグループで課題に取り組むときは、まず個々でノートへ自分の意見をメモします。
グループ全員の意見は、1人ずつ発表を行うことで初めて知ることができます。
そのうえ、意見を一箇所にまとめるためにメモを作成しないといけない手間がかかります。
これに関しては、パソコンに標準であるメモ帳などに記載して、ファイルで残すことにより解決します。
全員が書いたメモ帳を一箇所に集めることで、気軽に他の人の意見を見たり、編集をしたりなどの共有をすることができます。
GIGAスクール構想実現に向けて見直すポイントは?
GIGAスクールの目的と課題について触れてきましたが、実現に向けた取り組みを記載していきます。
学校の設備把握
今あるパソコンは古いか、通信速度はどの程度なのか、使用容量に制限があるのかになります。
先生と生徒のやり取りがパソコンになるので、通信速度が遅くなるということは、会話が途切れてしまうことに繋がります。
これでは授業にならないので、確保しておく必要がありますね。
生徒へのパソコンの使用説明
1人1台の端末を配布することになるので、生徒への使用上の注意点を説明する必要があります。
不要にインターネットを見たり、友達同士でチャットをしていたりなど、やりそうなことが挙げられます。
また、意図しない使い方をしてパソコンを壊してしまうなども考えられます。
このようなことが起こらないよう使用上の注意は事前に説明が必要になりますね。
パソコンが壊れたときの対応
画面が真っ青になってしまった、電源が付かなくなってしまったなどパソコンが使えない状態となったときにどうするかの考慮が必要です。
代替用のパソコンを用意するのか、隣の人のパソコンで一緒に受けるのかになりますね。
まとめ
GIGAスクール構想について話をしてきました。
今は名前だけ聞いたことがある方が多いかと思いますが、取り組みはこれからですので、今後どのように変わっていくかが気になります。
すべての授業がパソコンを使うのか、一部の授業だけなのかですね。
保護者側も準備をしなければいけないこともあるはずなので、早めに情報が欲しいところです。
GIGAスクール構想の話題は出たばかりですので、今後の動向に期待しましょう!
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