オリヒメのロボット開発で受付として働ける障害者に希望の道が開けた
寝たきりや
車いす移動の障害者に
希望の光が見えてきた。
受付をしている方や
カフェ店員をして
所得を得ている現実がある。
【分身ロボットカフェ常設実験店6月21日OPEN】
寝たきりだった親友と「いつか店作ろうぜ」と雑談し、寝たきりでも働けるカフェ構想を考えたのが2016年春
5年かかったけど、2021年6月ついに実現!
クラウドファンディングで、先行チケット販売開始!#分身ロボットカフェhttps://t.co/0d50OBCIPzpic.twitter.com/cSutvnEFML— 吉藤オリィ@分身ロボットカフェ常設実験中 (@origamicat) March 25, 2021
吉藤オリィTwitterより
遠隔操作で、
自宅にいながらカフェで働ける
「分身ロボットカフェ DAWN ver.β
(ドーン バージョンベータ) 」
(以下DAWN ver.β)
は魅力がいっぱいです。
実際に働いてみたいと思われる方や、身近にオススメしたい方もいると思います。
しかし、気になるのは実際に働いた場合の収入ですよね。
DAWNver.βの、パイロット以外のダイニングカフェスタッフ・キッチンスタッフの時給は、
共に1,100円です。(Indeedより参照 2021年11月現在)
では、DAWN ver.βでオリヒメパイロットとして遠隔で働く場合の時給はいくらなのでしょう。
2019年の実験店の時のパイロットの時給は、1,000円だったという記事がありました。
2021年にオープンした常設店では、
東京での最低賃金がベースになっているようです。
【オリヒメ】パイロットの時給は「東京都の最低賃金」がベース
※オリヒメで働いているカフェの店員や企業の受付などをしている方たちをパイロットと呼んでいます。
✅日経XTECHの記事によると、2018~2019年に行われた実験のカフェでは、
また、実際に働いているなおこさんのブログでは、
こういった時給は、東京都の最低賃金をもとに算出されているそうです。
こちらの記事を参考にさせて頂きました。
『これは仕事であり、パイロットには東京都の最低賃金をベースにした給料が時給で払われる。』
引用:ITmedia inc. ♯SHIFT
さらに、TechCrunchの記事では、パイロットの時給についての吉藤氏のコメントが掲載されています。
『吉藤氏は「パイロットの経済的自立は重要なテーマです。オリィ研究所が直接マネジメントする分身ロボットカフェでは東京都の最低時給以上を出せています。ただ、これまでは3週間程度のイベントでこの水準を保ってきました。次の課題は常設カフェとして同じ結果を出せるかどうかです」と力を込める。』
引用TechCrunch
さらに、2021年7月24日のYAHOO!ニュース掲載の「47NEWS」には、
『遠隔で働くパイロットは(略)東京都の最低賃金(時給1013円)以上の報酬が支払われるという。』
引用:47NEWS
という記載があります。
常設カフェでの詳しい時給はわかりませんでしたが、東京都の最低賃金がベースになった賃金が支払われているようです。
【オリヒメ】パイロットとして働く人の就業時間の例
♪Tele-Barista(テレバリスタ)♪
おはようございます。
最近Newパイロットもデビューしたテレバリスタコーナー。
お客様のお好みに合わせたコーヒーを目の前でお淹れします。スペシャルなコーヒー体験はいかがですか。
火・木・土の週3日勤務中です。
ご予約はこちらから↓https://t.co/8BZxkIXjqLpic.twitter.com/mYE77dv8JD— 【公式】分身ロボットカフェ常設実験店 DAWNver.β (@DAWNcafe2021) October 28, 2021
【公式】分身ロボットカフェ常設実験店DAWN ver.βTwitterより
実際に働いている方の例を見てみましょう。
まやさん
まやさんは、OriHimeパイロットとして3つバイトを掛け持ちされているそうです。
内容は、モスバーガー・cafeツムギstation・分身ロボットカフェDawn
だそうです。
OriHimeの就業場所は、『DAWN ver.β』だけではありません。
一つ一つの勤務時間は少なくても、合計するとかなり時間も増えそうですね。
上手く計算されているのでしょうね。
OriHime稼働時間を改めてまとめて記載しておきます!
🍔モスバーガー@大崎店
月曜火曜土曜→11:00〜15:00
木曜金曜→14:00〜18:00
※水曜日曜祝日はOriHimeお休み☕️cafeツムギstation@横浜JR関内駅高架下
平日→14:00〜18:00
※土日祝はOriHimeお休み— まや@OriHimeでバイト3つ掛け持ち中 (@OriHime_maya) February 25, 2021
まやさんのTwitterより
中島寧音さん
脊髄性筋萎縮症である中島寧音さんは、『DAWN ver.β』の常設店で定期的にシフトに入っているそう。
大学に通いながらなので、授業がある時期は土日が中心、
夏休みは多めにシフトに入っているそうです。
予定によって、仕事時間を変えることもできるようですね。
OriHimeでの就業時間は、個人の事情に合わせてシフトが組まれているようですね。
参考:houkan-navi
みかさん
みかさんは、ALSを患っています。
元バリスタということで、テレバリスタのパイロットをされています。
勤務は、週3回だそうです。
参考:真相報道バンキシャ
人によって勤務時間は様々ですね。
【ロボットの接客がある時間帯】
オリヒメの接客時間帯は店によって決まっています。
パイロットが働く時間はその時間内になりますよね。
『DAWN ver.β』では、
オリヒメが接客してくれる「OriHimeダイナー」のスペースの営業時間は、
全日10:00~19:00になっています。
また、バリスタロボットが接客してくれる「Tele-Barista」の営業時間は
火・木・土13:00~,15:00~,17:00~です。
【オリヒメ】ロボットカフェに応募してから働くまでの流れ
ロボットカフェでの仕事を希望する場合、まずは応募が必要です。
DAWN ver.βのホームページ下部「リクルート」欄よりアバターギルドに登録します。
◇アバターギルドとは・・・2020年よりオリィ研究所が始めたプロジェクトです。
外出が難しい人を中心とした就労希望者を募り、
障害者雇用を促進したい企業とマッチングさせてくれるサービスです。
分身ロボットを使った就労を支援しています。
【採用までの流れ】
①申し込み・面談
上記の、アバターギルドに登録
(エントリーに記入→ZOOMを使った面談)
②カフェでトレーニング
研修として、分身ロボットの操作やカフェで実際に仕事を実践
③企業の求人の紹介
研修をもとに、企業と面接
パイロットにエントリー後、面談・研修を経てパイロットになれます。
アバターギルドに登録すると、ロボットカフェDAWN ver.β以外にも、OriHimeパイロットとして活躍できる企業の紹介があります。
面談時のサポートや就労準備、就労定着まではオリィ研究所のスタッフがサポートしてくれるそうです。
アバターギルドに登録された方は、カフェ以外に例えばこのような仕事をされています。
共和メディカル株式会社
✅スイーツショップでの販売促進
✅医療専門学校での講演活動
ちSNS等での広報業務
NTT
✅OriHime-Dでの受付業務
参考:厚生労働省『障碍者の多様な働き方と支援の実態事例集』PwCコンサルティング合同会社 2021年3月
まとめ
✅時給は、東京都の最低賃金をベースに算出されている。
✅カフェでの勤務時間は、個人の事情に合わせてそれぞれである。
✅OriHimeの接客時間や接客曜日が決まっているので、その中での勤務になる。
✅OriHimeパイロットの仕事場所は、カフェDAWN ver.β以外にもある。
✅OriHimeパイロットとして働きたい場合、まずはアバターギルドに登録するのが良い。
✅アバターギルドに登録、面談、トレーニングの後に採用という形になる。
この記事が、OriHimeパイロットとして仕事を検討されている方の参考になれば幸いです。
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