揺れ恐怖症に陥っている巨大地震の恐怖!新事実に関して無関心な実情
地震国である日本に住んでいる以上、
大地震は切っても切り離せないもの。
特に、今後、30年以内に70~80%の確率で起こると言われている「南海トラフ巨大地震」や、東京46%埼玉51%そして横浜78%とも言われている「首都圏直下大地震」などの対象地域に含まれている人は特に事前からの心構えが必要です。
また、鳥取・島根地方など、比較的大きな地震が少ないと言われている地域でも、予想外に大地震が発生しており、やはり日本に住んでいる全国民が地震対策は考えるべき問題なのです。
阪神・淡路大震災以来「揺れ恐怖症」になる
1995年1月17日に関西に発生した「阪神・淡路大震災」は、午前6時前に強い突き上げと揺れに飛び起きました。隣の部屋では娘たちが大声で泣いていました。
当日は、会社には行けずにTVにかじりついて画面に見入っていました。翌日会社につくと一人を除いて出社していません。彼女は震源地の住所です。
安否確認ができないので、社員3名で現地に向かいました。甲子園口からは徒歩で片道11㎞を歩きながら向かいました。倒壊している建物や二階建ての家などは、一階が押しつぶされています。阪神高速も数百メートルにわたり倒れている様子。
現地に着くまでは、救急車へ怪我人を搬送していました。ブルーシートを被せて死体を運んでいるシーンにも何回も出くわしました。
そもそも南海トラフ巨大地震とは?
引用:https://mainichi.jp/articles/20180114/ddn/001/040/008000c
そもそも南海トラフと言われても、「○○県」とは言ってくれないと、どのあたりを指しているのか分からない!なんて思う人も少なくないですよね。
すばり、南海トラフとは、上記の図のとおり、太平洋沿いの静岡県から九州の大分県に至るまでの広範囲を指し、国の想定によると、関東から九州の太平洋沿岸を中心に激しい揺れや大津波に襲われ、最悪の場合およそ32万3,000人が死亡するおそれがあるとされています。
しかも、日本の大動脈である東京-大阪間が遮断されてしまうため、日本経済においても大打撃が予想されています。
南海トラフ巨大地震 新情報①:8割以上の人が知らない(≒興味が薄い)
もう10年以上前から、いつ来るかも分からないとされている「南海トラフ巨大地震」。
人間の常かもしれませんが、目の前に迫っている危機でないと、忘れてしまうもの。
気象庁が、2017年11月から「ふだんと比べて巨大地震が起きる可能性が高まった」と評価された場合、「臨時」の情報を発表する運用を始めました。
しかし、日本大学が取ったアンケートによると、「情報そのものや内容について知っていた」と答えた人は、わずか18%。
知らない人が合わせて82%にのぼり、関係者に衝撃が走りました。
前述通り、無関心な国民に問題があると言えますが、この情報について思う事は?というアンケートによると余り危機感のない気象庁と国民が浮き彫りととなっており、気象庁のまさにお役所的と言える、堅苦しい情報提示にも一考の余地があるのではないでしょうか?
東日本大震災の際に、携帯電話がつながらなかったことで、今では定番になっているLINEが普及したと言われています。災害に対する危機感というものは、誰もが多かれ少なかれ持っているものなので、誰もがすぐに分かりやすい国民目線での取り組みに予算を使っていくべきでしょう。
南海トラフ巨大地震 新情報➁:地震予知ができない!?
今も、地震予知速報は、たまに震度1程度でも鳴ったりなどなかなか精度が上がらないですが、南海トラフ巨大地震について政府が衝撃的な結果を公表しました。
地震学者などで作る国の検討会は、南海トラフ巨大地震の情報につながるような確度の高い予知はできないと結論づけてしまったのです。
政府は、これまで、ひずみ計による異常な計測で予知をしていて、それに基づいて、警戒宣言を出し、鉄道機関などに注意喚起していたのですが、予知できないとなり、国も警戒宣言の発表を取りやめてしまったため、より分かりづらくなってしまっているのです。
南海トラフ巨大地震 新情報③:備えるべき巨大地震の予知
中央防災会議が東日本大震災前に発表していた地震、津波の情報です。今後30年間に起きる確率を明記します。
●宮城沖地震が99%の確率でM7.5、死者290名、全壊家屋2.1万棟、被害想定額1兆3千億円の大地震が起きる。
●東海地震が80%の確率でM8.0の地震が起きる。
●東京湾北部の地震が70%の確率でM7.3、死者11,000名、全壊家屋85万棟、被害想定額112兆円に上ると想定。
●東南海地震が60%の確率でM8.1の地震が起きる。
●南海地震が50%の確率でM8.4の地震が起きる。
マグネチュードの大きさの違いは?
文部科学省の地震調査研究推進本部も中央防災会議と同じように宮城沖地震の規模を予知していました。
日本海溝により近い震源の地震が連動する場合にはM8.0の地震が80~90%の確率で起きると想定していました。
記憶に新しいと思いますが実際にはM9.0の巨大地震が起きました。
M8とM9ではエネルギーで32倍も違う!
これを機に予知する内容が大幅に違い、今では過大想定するようになったそうです。
南海トラフ巨大地震に衝撃の新情報が!あなたならどうする? まとめ
「南海トラフ巨大地震に衝撃の新情報」についてまとめてみました。
今も、毎年のように予言される南海トラフ巨大地震。
予言は根拠のないものばかりですが、オオカミ少年だとは思わずに、いつ来てもおかしくないと思っておき、避難場所の設定と、ペットボトルや懐中電灯など防災グッズの常備くらいは最低でも行っておきたいですね。
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