コオロギの冬越しの仕方と飼育方法は?コオロギの寿命はどのくらい?
コオロギを飼い始めると、いつまで生きるのだろうと気になりませんか?
大抵のコオロギは、春に生まれ、夏に成虫になり、冬前に死んでしまいます。
死ぬ前に卵を産み、卵の状態で冬を越します。
短い寿命なんだなぁ~
暖かい地域や、種類によっては成虫のまま冬を越せるもののいますが、寒い冬を経験する日本では、大抵のものは一年で死んでしまいます。
今回は、そういう疑問を解決する記事にしました。
わが家で以前飼っていた4匹のツヅレサセコオロギ。
このコオロギたちは、
卵を産んで、
次の年には子孫繁栄しました。
その時の経験を交え、
コオロギの冬越しの仕方と
飼育について書いていきます。
コオロギの冬越しとは?秋に卵を産んで子孫を残す!
わが家のコオロギは、成虫となって「リーリーリーリーリー」と盛んに鳴いているものを、9月半ばに捕まえてきました。
「コロコロコロリー」と鳴くエンマコオロギの方が周知度は高いと思いますが、わが家で飼育したのは、庭先にも多いというツヅレサセコオロギでした。
オス、メスを2匹ずつペアにして、2つのケースで飼育しました。
ツヅレサセコオロギは、漢字で「綴刺蟋蟀」と書きます。
名前の由来は、秋ごろから鳴き出すため、冬のために衣の準備をしておけ(綴れ刺せ)と促しているように聞こえたところから来たようです。
このコオロギたち、だいぶ涼しくなるまで元気に鳴いていたのですが、11月に入ると、11/13・11/18・11/20と立て続けに死んでいき最後の一匹も12月頭に死んでしまいました。
北風が本格的に冷たくなってくる頃ですね。
そして、今度は卵を冬越しさせる時期に入ります。
コオロギの卵を冬越しさせる方法
成虫が死んでしまったら、暗くて涼しい、寒すぎない程度の場所に、春まで飼育ケースを置いておきます。
押し入れや玄関などが良いようです。
わが家では、玄関の靴箱の下に置いておきました。
そして、注意しなければならないのは、乾燥を防ぐことです。
乾燥を防ぐために、シートをかぶせたり、霧吹きで水をやったりします。
わが家では、レジ袋をケースにゆるくかぶせ、乾燥していたら霧吹きでかるく湿るぐらいの水を与えていました。
霧吹きは、1つあると昆虫飼育や掃除に役立ちますよ。100均で購入しました。
霧吹きを怠った年は、卵はあったのに幼虫が孵化しなかったので、水分は大切だと実感しました。
コオロギが孵化する時期は?
そのように毎日お世話を続けていると、ある日、ケースの中をぴょんぴょんと飛び跳ねる小さなものを見つけました。
コオロギの幼虫でした。
6/3に、生まれていることを発見。30~40匹という多さでした。
幼虫の食べ物は、成虫と同じで雑食性なので、
カボチャやナスなどの野菜、かつお節、にぼしなどを与えます。
幼虫はとても小さいので、飼育ケースの蓋の網の隙間から逃げないように注意してください。
わが家では、細かい網のシートをかぶせていました。
エサを与え、毎日の土への霧吹きを欠かさないようにすれば、
どんどん成長して、翌年もコオロギ観察が楽しめますよ。
幼虫は透明で可愛いですよ
わが家では、4匹のコオロギから、30匹以上にも繁殖し、
とても賑やかに過ごすことができた年になりました。
多すぎると喧嘩や共食いすることもあるので、ケースを分けることも必要です。
わが家では、10匹ずつほどに分けると、共存して暮らせていました。
まとめ
✅コオロギは、8月~11月ごろまで成虫として活動し、卵を産んで冬越しする。
✅冬の間の飼育は、ケースの土を乾燥させないことが大事。霧吹きやビニール袋などで管理する。
✅暗くて涼しい場所に飼育ケースを置いておく。
✅翌年の6月ごろに孵化し、脱皮を繰り返しながら成長する。
✅エサは幼虫のうちから成虫と同じもので良い。
皆さんが、コオロギ飼育ライフを楽しめますように♪
最後まで読んで下さりありがとうございました。
参考資料:小学館の図鑑NEO飼育と観察
小学館の図鑑NEO昆虫
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